櫛田民蔵
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櫛田民蔵(くしだ たみぞう、明治28年(1885年)11月16日-昭和9年(1934年)11月5日)は、日本の経済学者。福島県いわき市小川町生まれ。福島県立磐城中学校から錦城中学に編入し、東京外国語学校を経て、京都帝国大学卒。妻は女性解放運動指導者の櫛田ふき。
大阪朝日新聞記者、同志社大学教授、法学部長を歴任。1919年に東京帝国大学講師となるが、翌年の森戸事件を機に辞職。大原社会問題研究所員となる。
晩年は労農派の論客として活躍。恩師河上肇のマルクス解釈を批判したことでも知られる。日本のマルクス経済学を国際的水準に引き上げたとされる。
代表的著作に『マルクス価値概念に関する一考察』。また、『櫛田民蔵全集』(全5巻、改造社)がある。