松林宗恵
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松林 宗恵（まつばやし しゅうえ、1920年7月7日 - ）は、日本の映画監督。元海軍士官で、僧侶でもある。
島根県邑智郡桜江町の浄土真宗の寺の五男に生まれる。龍谷大学から日本大学芸術学部に移り、在学中に東宝撮影所の助監部に入る。
学部を短縮卒業して海軍第三期予備学生となり、昭和19年海軍少尉に任官、部下150名を連れて南支那厦門島の陸戦隊長となる。
戦後復員して東宝に復職。その後、新東宝に移り、昭和27年に上原謙主演の『東京のえくぼ』で初監督。新東宝を退社すると再び東宝へ戻り、森繁久彌主演の『社長シリーズ』をはじめとする喜劇や『連合艦隊』をはじめとする戦争映画など、多岐にわたる68本の劇映画を監督した。自らの作家性よりも脚本の意図に忠実に撮影する職人気質で知られる。現在は主に講演活動などに従事。
2004年3月には、故郷である桜江町の「水の国/ミュージアム104"」内に、「松林宗恵映画記念館」がオープンした。
[編集] 主な監督作品
- 『ハワイの夜』 (マキノ雅弘との共同監督。新東宝、1953)
- 『戦艦大和』 (応援監督。新東宝、1953)
- 『人間魚雷回天』 (新東宝、1955)
- 『美貌の都』 (宝塚映画、1957)
- 『社長三代記』 (東宝、1958)
- 『続・社長三代記』 (東宝、1958)
- 『潜水艦イ-57降伏せず』 (1959)
- 『ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐』 (東宝、1960)
- 『社長道中記』 (東宝、1961)
- 『続・社長道中記』 (東宝、1961)
- 『世界大戦争』 (東宝、1961)
- 『サラリーマン清水港』 (東宝、1962)
- 『太平洋の翼』 (東宝、1963)
- 『てなもんや東海道』 (東宝、1966)
- 『喜劇・百点満点』 (東宝、1976)
- 『連合艦隊』 (東宝、1981)
- 『ゴルフ夜明け前』 (東宝、1987)
[編集] 著書
- 『私と映画・海軍・仏さま』 (1985) ISBN 4804320032
