松本十郎 (衆議院議員)
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松本十郎(まつもと じゅうろう、大正7年(1918年)5月22日 - )は、昭和、平成期の日本の政治家。大蔵官僚出身。自由民主党の衆議院議員。第1次海部内閣の防衛庁長官を務める。衆議院議員で民主党政策調査会長の松本剛明は長男。
[編集] 来歴・人物
大正7年(1918年)5月22日兵庫県に生まれる。昭和17年(1942年)東京帝国大学法学部政治学科を卒業する。大蔵省に入省し、昭和40年(1965年)神戸税関長、昭和41年(1966年)銀行局検査部長、昭和42年(1967年)大蔵省印刷局長を歴任する。
大蔵省退官後、昭和44年(1969年)第32回衆議院議員総選挙に自由民主党公認で立候補し当選する。以後、当選6回。自民党では、福田赳夫-安倍晋太郎派(清和会)に所属する。昭和49年(1974年)総理府総務副長官、昭和54年(1979年)外務政務次官、自民党建設部会長などを歴任する。平成元年(1990年)第1次海部俊樹内閣の防衛庁長官として入閣する。安倍晋太郎の死後、清和会が三塚博派と加藤六月グループに分裂した際には、加藤グループに参加する。平成5年(1993年)第40回衆議院議員総選挙で落選し、政界を引退した。