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松島基地(まつしまきち)は、宮城県東松島市にある航空自衛隊の基地。航空自衛隊パイロットの養成部隊である第4航空団が配備されている。曲技飛行を行うブルーインパルスの本拠地としても知られる。また、百里基地などの関東地方の各自衛隊基地や三沢飛行場が天候不順などで使用できない場合に、戦闘機や支援戦闘機が緊急着陸を行うことが可能な基地として重宝されている。
[編集] 配備部隊
[編集] 歴史
[編集] 航空管制
GND |
275.8MHz |
TWR |
126.2MHz,236.8MHz,304.6MHz |
APP&DEP |
120.1MHz |
APP |
261.2MHz,315MHz |
DEP |
362.3MHz |
RDR |
134.1MHz,335.6MHz |
TCA |
123.85MHz |
RESCUE |
123.1xMHz,138.05MHz,247.0xMHz |
- 周波数のxは、周波数が変動することを表す
[編集] 航空保安無線施設
局名 |
種類 |
周波数 |
識別信号 |
松島 |
TACAN |
1177.0MHz |
MXT |
[編集] 航空祭
[編集] 事故等
- 1971年7月30日、岩手県雫石町上空で松島基地所属のF-86F戦闘機と全日本空輸(ANA)58便(機材:ボーイング727-200)と衝突し墜落した。刑事裁判では、双方に安全確認等の不備が指摘されたものの、自衛隊機側の責任がより重かったと判決がくだされた。
全日空機の乗客155名と乗員7名の計162名全員死亡。自衛隊機側の乗員は脱出して無事であった。
- 1982年11月14日、航空自衛隊浜松基地での航空祭中に松島基地所属のブルーインパルスがアクロバット飛行中に墜落事故、火災を起こしている。
パイロット1名が死亡、一般市民も12名の重軽傷者を出している。
- 2000年7月4日、コーク・スクリューの訓練を行った後に帰投する予定であった5・6番機が無線交信の直後に牡鹿町(当時)の山中に墜落した。事故当日は悪天候であったため、捜索するも発見出来ず、翌日になって事故機・パイロットの遺体は発見された。パイロット3名が殉職、T-4を2機を失うという、ブルーインパルス史上、最大の惨事となった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク