杉田力之
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杉田 力之(すぎた かつゆき、1942年10月13日 -)は、神奈川県出身の第一勧業銀行元会長兼頭取(最後の頭取)、みずほホールディングス初代社長、みずほフィナンシャルグループ名誉顧問などを務めた。日本カントリークラブ理事長。
1997年に第一勧業銀行を取り巻く金融不祥事(総会屋への損失補填による利益供与)が発覚し、宮崎邦次頭取の自殺、宮崎の自殺後頭取に就任しまもなく辞任に追い込まれた藤田一郎の逮捕などが起こる大波乱の最中に頭取に就任。就任時の54歳という年令は都市銀行の頭取としては異例の若さでの抜擢人事であり、宮崎、藤田など旧・第一銀行出身者が上層部を占めてきた中で日本勧業銀行出身者の杉田を登用したことでも異例であった。
1999年度に全国銀行協会会長を務め、就任中にみずほホールディングス発足が発表された。
映画化もされた高杉良の小説『金融腐蝕列島 呪縛』に登場する中山頭取のモデルとされる(映画版では根津甚八がキャスティングされた)。
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