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旭川空港(あさひかわくうこう、Asahikawa Airport)は、北海道旭川市及び上川郡東神楽町にまたがる第二種空港。ターミナルは東神楽町側にある。
[編集] 概要
- 1966年に1,200×30mの滑走路を持つ第三種空港として供用を開始。同年7月1日より定期便(日本国内航空YS-11型機)が東京~札幌~旭川線に就航。昭和42年6月には、更に女満別まで延長され、同年8月には東京~旭川間の直行便が就航した(冬期間休航)。昭和45年には、航空灯火等の航法装置が整備され通年運航も可能となる。1980年に第二種空港に格上げ。以降2度の滑走路延長を行い、現在の滑走路は2,500m×60mの長さとなっている。
- 周囲は丘陵地帯で、景観の良さも有名である。空港の南東側は、「就実の丘」と呼ばれる航空機撮影や丘陵風景の撮影ポイントで、多くの写真愛好家の姿が見られる。
- 北海道を代表する観光地である富良野市へは60分、美瑛町へは15分、旭川市旭山動物園へは20分程度で到着するので、観光の基点として大変便利な空港である。
- 北海道の有名菓子や海産物がひと通り揃っている。免税店もある。
- ターミナルの横には芝生の公園「グリーンポート」があり、空港が一望できる。空港が開いている時は自由に立入りができる。
[編集] 航空管制
[編集] 航空保安無線施設
局名 |
種類 |
周波数 |
識別信号 |
空港からの設置距離 |
旭川 |
VOR |
113.5MHz |
AWE |
空港内設置 |
旭川 |
DME |
1169.0MHz |
AWE |
空港内設置 |
旭川R/W34 |
ILS |
110.5MHz |
IAW |
空港内設置 |
- 保守は、国土交通省東京航空局旭川空港出張所航空管制技術官が担当
[編集] 路線
航空会社名が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便
[編集] 国内線
- 日本航空
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- 北海道エアシステム
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- 全日本空輸
(エアーニッポンの機材・乗務員で運航)
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- 北海道国際航空・全日本空輸
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仙台空港、新潟空港、福岡空港へも就航していたが、現在は休止している。
[編集] 国際線
- アシアナ航空(・全日本空輸 2007年2月より)
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[編集] 空港へのアクセス
旭川市中心部まで約15km、富良野市まで約40km
旭川電気軌道・道北バス
- 6条9丁目(旭川市役所)発着便(旭川医大、旭川駅経由)
- 航空便に接続運行。
- 中部国際空港便に連絡する便のみ道北バスが運行、その他は旭川電気軌道が運行。
ふらのバス 快速ラベンダー号
[編集] その他
- 陸上自衛隊旭川駐屯地内に、「旭川飛行場」と呼称される800mの滑走路がある。旭川空港開港前は民間にも供されていた。「旭川飛行場」はこちらを指すので注意が必要。
- 旭川市は北海道のスキー発祥地。スキーを伝えたレルヒ大佐の銅像が、駐車場の横に建っている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク