日南町営バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

日南町営バスは鳥取県日野郡日南町で運行するコミュニティバス。一部の路線は日野町にも乗り入れている。

[編集] 特徴

料金は以下の通りとなっている。
- 全線200円（子どもは100円）均一
- 専用定期券・回数券もある。他社が運行する一般路線の定期券・回数券・バスカードは利用できない。
運行は大新東に委託している。

[編集] 歴史

かつては日ノ丸自動車（日ノ丸バス）が一般路線バスを、日南町が日南中学校のスクールバスを運行していたが、非効率で、赤字が増大していた。そのため、スクールバスを路線バスに統合することになった。
1992年 10月1日スクールバス廃止し、日ノ丸自動車（日ノ丸バス）の路線バスに統合。スクールバス6台も同社に譲渡された。また、スクールバスの購入の際に文部省（現・文部科学省）から支給された補助金を返還し、運輸省（現・国土交通省）から新たに補助金を支給された。
その後、赤字が増大したため、さらなる効率化と経費削減を図るため、日南町は、日ノ丸自動車（日ノ丸バス）の路線を町営バスに変更することになった。
2004年10月1日日ノ丸自動車（日ノ丸バス）が撤退。日南町が大新東に委託する形で運行開始。
- 但し、以下の路線は日ノ丸自動車（日ノ丸バス）のまま残された。
  - 根雨～生山線（鳥取県日野郡日野町からの乗り入れ路線。2006年 1月1日（実際の運行は1月4日から。）に日野町営バス（運行は日本交通 (鳥取)（タクシー部門）に委託。）へ移管。）
  - 横田～阿毘縁線（島根県仁多郡横田町（現・奥出雲町）からの乗り入れ路線。1996年 5月1日に一畑電気鉄道（現・一畑バス）から横田町内の路線を譲受。2005年 10月1日に奥出雲交通（同日付で仁多交通から改称）へ移管。）
2006年 4月1日山上・阿毘縁・大宮の各小学校が統合され、山の上小学校となったことに伴い、やまのうえ線を運行開始。

[編集] 路線

詳細な運行案内は#外部リンクの日南町営バスサイトを参照のこと。

福栄線（つつじ号）
- 日南中学校前 - 生山駅 - （日南病院） - 市場 - 高代公民館前 - 上坂車庫前
山上線（さつき号）
- 生山駅 - （日南病院） - 日南中学校前 - 日南町役場前 - 矢戸 - 山の上小学校前 - 農協山上支所前 - 阿毘縁車庫前
大宮線（さくら号）
- 日南中学校前 - （日南病院） - 生山駅 - 菅沢神社前 - 大宮会館前 - 印賀局前 - 砥波 - 阿毘縁車庫前
  - 阿毘縁車庫前発着は1往復のみの運行で、その他は砥波発着。
多里線（いちい号）
- 生山駅 - （日南病院） - 日南中学校前 - 日南町役場前 - 矢戸 - 河上木谷橋 - 多里小学校前 - 新屋
石見線（はなみずき号）
- 日南中学校前 - 生山駅 - （日南病院） - 石見西小学校前 - 上石見駅前 - （横見鉄穴内） - 下花口
やまのうえ線
- 生山駅 - （日南病院） - 日南中学校前 - 日南町役場前 - 矢戸 - 山の上小学校前 - 農協山上支所前 - 阿毘縁車庫前 - 砥波 - 印賀局前 - 大宮会館前
  - 土曜・休日運休。