扶桑駅
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扶桑駅(ふそうえき)は、愛知県丹羽郡扶桑町高雄字下山にある、名古屋鉄道犬山線の駅である。町の中ほどに位置し、また近くに扶桑町役場があるなど、同町の玄関駅である。 準急の停車駅で、急行は両方面とも止まらないが快速急行は名古屋方面のみ停車する。
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[編集] 駅構造
- 島式2面4線ホームを持つ橋上駅。上下とも本線と待避線。列車の追い越しに使われる。1階がホームで、2階に改札口・トイレ・店舗等。
- 改札口:2階に1ヶ所。自動券売機・自動改札機・自動精算機を備え、SFパノラマカード、ユリカ(共通大人用)、あおなみカードでの乗降・精算が可能である。(「トランパス」参照)
- 出口は東出口と西出口の2ヶ所で、いずれもロータリーがある。
- バリアフリー設備=上りエスカレーターのみ(東出口・西出口と各ホームに)、駅の犬山方向の先端に車いす用通路(通行には許可が必要)
- トイレ:改札内、2階改札前と、駅入口階段下に公衆トイレ
- その他
- 自販機:3・4番ホーム名古屋側(飲料)
- 売店:なし。
- 改札前に自販機(新聞・ジュース・タバコ)、三菱東京UFJ銀行のATM、飲食店、薬局等がある。
[編集] 利用状況
愛知県の統計によれば、1日あたりの平均の乗降客数は平成13年度が2,921人、平成14年度が2,931人である。犬山線内では、データのない新鵜沼駅を除いた16駅中9番目に多い数値である。
[編集] 駅周辺
[編集] 施設
- 郵便局=扶桑駅前郵便局(無集配局・西出口から徒歩2分)
- 西出口より出て駅前の通りを渡った場所。出口から見える。営業は平日と土曜日のみで、平日:郵便が9~17時、貯金・保険が9~16時、ATMが9:00~17:30。土曜はATMが9~17時のみ。
- 金融機関
- コンビニエンスストア
- ローソン(西出口側。郵便局のとなり、24時間営業)
- サンクス(東出口側。ロータリーを通り越して右へ進む。徒歩3分程度)
- スーパー:Heiwado(平和堂・西出口より徒歩8分、10時(日曜は食品が9時より)~23時)
大型デパート、イオン扶桑ショッピングセンター(ジャスコ扶桑店)。
- 飲食店 駅前西出口を出た右側に喫茶店がある他、北西を並行する幹線道路沿いにカレーや焼肉などのチェーン店あり。
- その他
- 扶桑町役場(徒歩5分程度)
[編集] 交通
- バス路線:なし
- タクシー:常駐していないが、西出口前の電話ボックス横にタクシー専用の電話機があり、これで呼び出す他、時々いる。
- 駐車場:なし
- 駐輪場:西出口をでて右に有料駐輪場有。
[編集] 歴史
- 1912年8月6日 犬山線開業とともに、高雄駅として開設。
- 1917年(月日不詳) 下野駅に改称。扶桑町に「下野」の地名が残るほか、木津用水駅近くに犬山市に属する「上野」という地名が残っている。
- 1948年2月1日 扶桑駅に改称。
- 1994年2月1日 旧駅舎から新橋上駅舎に改築。発着線の本数増加(相対式2面2線→島式2面4線)。急行の特別停車を大幅に増加。駅前広場を整備。
- 2004年2月15日 SFパノラマカード・ユリカが使用可能となる。
- 2005年1月29日 ダイヤ改正により、停車列車種別が大幅に変更される。それまで、朝の上り、夕方から夜の下り(つまり名古屋方面へのラッシュ時)について「急行」が停車していたが、「急行」停車をやめる代わりに終日「準急」が設定され、その基本停車駅になった(ノート:扶桑駅を参照)。朝の名古屋方面へはそれまでのダイヤを継承して「快速急行」を特別停車することになった。また、隣の柏森駅の工事に関連して、当駅が終着となる列車が1本設定され、当駅始発列車も1本増発された。
ちなみに、犬山線の快速急行は平日ダイヤのみの運行のため、休日ダイヤの日は普通と準急が止まるのみである。