愛新覚羅毓セン
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愛新覚羅 毓嶦(あいしんかくら いくせん、1923年 - )は書家。恭親王溥偉の七子。字は君固。ラストプリンスとして有名である。
大連生まれ。幼少より書を好み、清朝に伝わる書の流派を修める。溥儀の要望で満州国へ父とともに仕える。父の死去に伴い、恭親王の爵位を受け継ぐ。1945年の敗戦後から1949年までソ連抑留、戦犯管理所収容、文化大革命による強制労働などのため、書の活動の中断の憂き目に会う。現在、中国書法家協会会員、北京書法家協会会員、中国老年書画研究会創作員などをしている。行書、草書を得意としており傑作も多い。