徳永英明
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徳永 英明(とくなが ひであき、本名同じ、1961年2月27日 - )は、福岡県柳川市生まれ、兵庫県伊丹市育ちのシンガーソングライター、俳優。血液型はA型。
目次 |
[編集] 略歴
- 1986年1月21日、アルバム『Girl』、シングル『Rainy Blue』でRadio Cityレコードよりデビュー。
- 1987年、シングル『輝きながら…』のヒットでブレイク。Radio Cityレコードを同じ文化放送と渡辺プロダクションの合弁会社であったアポロン(後のバンダイ・ミュージックエンタテインメント)に統合、業務移管。
- 1990年、事務所を独立。シングル『夢を信じて』、『壊れかけのRadio』がヒット、後に自身の代表曲となる。
- 1993年、声帯ポリープ手術のため、ツアーを延期。児童環境づくりのための期間限定ユニット「USED TO BE A CHILD」に参加。
- 1998年、レコード会社をキングレコードへ移籍。
- 2000年、バンダイミュージック解散により、バンダイミュージックから販売されていたCD、ビデオなどが回収される(後に一部再発)。
- 2001年、もやもや病(脳血管障害の一種)のため、コンサートツアーを中止。
- 2002年、もやもや病を克服。レコード会社をユニバーサルミュージックへ移籍するのと同時に、名前の表記を戸籍に登録されている表記である德永英明(正しくは、「英」の草冠の横棒が真ん中で途切れている)に改め、音楽活動を再開。
- 2003年2月27日、自身の42歳の誕生日にアルバム『愛をください』を発売。SHIBUYA-AXにてスペシャルライブを行う。
- 同年10月1日、初のセルフカヴァーアルバム『セルフカヴァー・ベスト ~カガヤキナガラ~』を発表。
- 2004年、アルバム『MY LIFE』発表後、10月1日を皮切りにコンサートツアー「MY LIFE」(全国35ヶ所)を行う。
- 2005年、映画『シナリオライター☆松本マリコの課題』のエンディングテーマとして、アルバム『MY LIFE』収録の「太陽」が採用される。
- 同年9月、女性ボーカルの曲ばかりをカヴァーしたアルバム『VOCALIST』を発表。ロングセラーを記録し、プラチナディスクとなる。
- 2006年1月21日、デビュー20周年を迎える。
- 同年、映画『旅の贈りもの 0:00発』に町医者役で出演(映画初出演)。また、挿入歌「happiness」、「時代」(中島みゆきのカバー)も手がける。
- 2006年 『第57回NHK紅白歌合戦』にデビュー21年目にして初出場の予定。
[編集] 人物
- 端正な顔立ちの持ち主で、女性のファンを魅了する一方、コンサートでは男性客も客席を占める割合も少なくない。
- 音楽活動以外にも、映画『シンガポール・スリング』(1993年公開)の企画・原案、TBS系ドラマ『都会の森』(1990年)出演、ラジオ番組の司会、TBS系『スーパーサッカー』の司会(病気のため2001年7月に降板)を行っている。
- ややハスキーながら澄んだ高音が特徴。デビュー当初は女性と間違われることもあったという。
- 日常会話はコテコテの関西弁。トーク番組などではひょうきんなキャラクターとして知られる。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- Rainy Blue(1986/1/21)
- デビュー曲。アマチュア時代とプロになって発表された歌詞が異なっており、アマチュア時代の歌詞のバージョンは1990年発売の限定盤のライブアルバムに収録されている。
- 夏のラジオ(1986/5/21)
- セカンドアルバム『Radio』の先行シングル。カップリング曲『愛の中から』は、九州朝日放送(KBC)で、同年4月にスタートした朝の情報ワイド番組『モーニングモーニング』のテーマ曲として1993年まで使われた。
- BIRDS(1987/05/21)
- サードアルバム『BIRDS』のタイトルチューン
- 輝きながら…(1987/07/05)
- 徳永英明がブレイクした曲。「ザ・ベストテン」の1987年の年間ベストテンの第6位を記録している。
- 1987年フジカラースーパーHRのCMソングとして使われたが、発売から10年以上後になってからも、サントリー「DAKARA」のCMソングや大阪ガスのCMソングに使われており、時代を超えた名曲である。
- 風のエオリア(1988/02/24)
- ナショナルのエアコン「エオリア」のCMソング。
- 最後の言い訳(1988/10/25)
- アルバム『Realize』収録バージョンでは、シングルとは異なるミックスが施されている。
- 恋人(1989/04/21)
- 『風のエオリア』に続くナショナル「エオリア」のCMソング。徳永作詞・作曲の曲で初めてシングルA面になっている。
- Myself~風になりたい/心のポール(1989/09/21)
- アルバム『Realize』からのリカットシングル。
- 夢を信じて(1990/01/16)
- 壊れかけのRadio(1990/07/07)
- TBS系ドラマ『都会の森』の主題歌、本人も出演。『輝きながら…』と並ぶ代表曲であり、ロングセラーを記録している。
- Wednesday Moon(1991/04/10)
- カネボウ「ZENITH」CMソング。オリコンシングルチャート初の1位曲。
- LOVE IS ALL(1991/10/28)
- アルバム『Revolution』の先行シングル。月桂冠のCMソング。
- Revolution(1991/10/28)
- アルバム『Revolution』のタイトルチューン。カップリングが同曲のリミックスバージョンとなっている。
- 恋の行方(1992/04/21)
- I LOVE YOU(1992/11/02)
- ベストアルバム『INTRO.II』の先行シングル。
- もう一度あの日のように(1993/05/10)
- FRIENDS(1993/08/23)
- 自身が原案を担当した映画『シンガポール・スリング』主題歌。
- 僕のそばに(1993/11/01)
- 永遠の果てに(1994/11/09)
- C/Wには同アルバム収録を見送られた『Nostalgia』を収録。
- 未来飛行(1995/11/01)
- ROUGH DIAMOND(1996/07/21)
- SMILE(1996/11/25)
- 誓い(1997/01/21)
- 情熱(1997/07/16)
- アルバム『bless』からのシングルカット。
- Rainy Blue ~1997 Track~(1997/11/01)
- ベストアルバム『Ballade Of Ballade』の先行シングル。バンダイミュージック(アポロン)時代の最後のシングル。
- 青い契り(1999/01/27)
- キングレコード移籍第1弾。フジ系『HEY!HEY!HEY!』エンディングテーマ。
- 僕のバラード(1999/04/28)
- ロングセラーとなる。カップリングの『花』はアルバム『honesto』に収録されているものとは別アレンジ。
- 追憶/恋心(2000/02/02)
- TBS系『世界ふしぎ発見!』エンディングテーマ。
- オリオンの炎(2000/04/26)
- フジ系『金曜エンタテイメント』エンディングテーマ。
- 種(2000/11/22)
- call(2001/01/31)
- 初のマキシシングル。TBS系『スーパーサッカー』テーマソング。コンサートのパンフレット付属でしか手に入らなかった『I'm Free』がC/Wに収録されている。
- 君をつれて(2003/01/22)
- ユニバーサル移籍第1弾。アルバム『愛をください』の先行シングル。
- 君は君でいたいのに/壊れかけのRadio(2003/10/01)
- セルフカバーアルバム『カガヤキナガラ』の先行シングル。後にTBS系『スーパーサッカー』テーマソングとなる。
- My Life(2004/09/01)
- 時代(2005/8/31)
- 中島みゆきのカバー。
- SAYONARAの理由/ボクニデキルコト(2006/2/1)
- 『ボクニデキルコト』はテレビ朝日系TVアニメ『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の主題歌。『夢を信じて』以来15年ぶりのアニメ主題歌。地方ローカル局のラーメン特番のエンディングテーマにもなった。
- 恋をしてゆこう(2006/6/28)
- JR東日本『大人の休日倶楽部』2006 CMソング。カップリングもすべてタイアップ曲となった。(『home』は、テレビ東京系『ワールド・ビジネス・サテライト』エンディングテーマ、『夢を信じて~20th Anniversary Track~』フジテレビ系『めざましテレビ』ワールドキャラバン テーマソング)
- 雪の華(2006/7/26)
- 中島美嘉のカバー。
- happiness (2006/10/4)
- TBS系『2時っチャオ!』エンディングテーマで、彼が初出演した映画『旅の贈りもの 0:00発』の挿入歌でもある。『永遠の果てに』以来となるTOP10入りを果たす(最高位10位)。10位にランクした曲では「史上最低初動売上」を記録。
[編集] アルバム
- Girl(1986/1/21)
- radio(1986/8/21)
- BIRDS(1987/5/21)
- DEAR(1988/4/21)
- REALIZE(1989/5/21)
- JUSTICE(1990/10/9)
- Revolution(1991/10/5)
- Nostalgia(1993/12/10)
- 太陽の少年(1995/12/8)
- bless(1997/2/6)
- honesto(1999/6/2)
- remind(2000/5/24)
- 愛をください(2003/2/27)
- MY LIFE(2004/9/29)
[編集] ベストアルバム
- INTRO.(1987/12/5)
- 『ノースリーブのクリスマス』はニューアレンジ。『セレブレイション』は未発表曲。
- INTRO.II(1992/12/4)
- アルバム『DEAR』から『Revolution』までの本人選曲のベスト。
- Ballade of Ballade(1997/11/1):バラードベスト
- 徳永の代名詞ともいえるバラードを中心に選曲されたベストアルバム。
- シングルコレクション<1986~1991>(1998/11/21):シングルベスト
- シングルコレクション<1992~1997>(1998/11/21):シングルベスト
- INTRO.III(2001/2/28)
- キングレコードからユニバーサルに移籍時にリリースされた。『Nostalgia』から『remind』までの本人選曲のベスト。
- セルフカヴァー・ベスト ~カガヤキナガラ~(2003/10/1)
- シングル曲中心のセルフカバー。オリジナルのアレンジとは全く異なっており、パーカッションやハーモニカなどを多用したアコースティックな曲になっている。
- BEAUTIFUL BALLADE(2006/2/22)
- シングルバラードの代表曲を集めた20周年を記念するベストバラードアルバム。
[編集] カバーアルバム
- VOCALIST(2005/9/14)
- 全曲女性ミュージシャンのカバーアルバム。オリコン初登場5位を記録。プラチナディスクを受賞。
- VOCALIST2(2006/8/30)
- 全曲女性ミュージシャンのカバーアルバム第2弾。オリコン初登場3位を記録。
[編集] ライブアルバム
- 徳永英明Live(1990/7/1)
- Live 1994(1994/9/14)
[編集] BOXセット
- 一期一会 徳永英明15周年スペシャルメモリアルボックス(2001/12/5)
- presence 1986-1998 Complete box(2002/11/20)
- Hideaki Tokunaga Live & Clips DVD~魚達の記録~(2002/11/20)
[編集] 本
- 『ONE OF THEM』(1993/8 集英社)ISBN 4087801950
- 『新版 MY SELF』(1994/7 ソニー・マガジンズ文庫)ISBN 4-7897-0904-3
- 『半透明』(2006/3 幻冬舎)