徳弘正也
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徳弘 正也(とくひろ まさや、男性、1959年3月1日 - )は、日本の漫画家。 高知県大豊町出身。四国学院大学卒業。自称『土佐の暴れん坊』。
代表作に『ジャングルの王者ターちゃん♡』、『 狂四郎2030』など。現在、「スーパージャンプ」誌上において『昭和不老不死伝説 バンパイア』を連載中。(2006年7月現在)
目次 |
[編集] 略歴
1982年、第17回赤塚賞佳作(『美女は肉料理がお得意』)を経て翌年1983年から「少年ジャンプ」で連載された『シェイプアップ乱』で漫画家生活のスタートを切る。下ネタを含んだ過激なギャグと時には感動を呼び起こす情感豊かな人間ドラマをたくみに組み合わせるという異色の才能に注目が集まると同時に、高い人気を獲得し、新人としては2年間という異例の長期連載となった。
2作の連載をはさんで1988年から連載された『ジャングルの王者ターちゃん♡』(途中より『新ジャングルの王者ターちゃん♡』に改題)では、当初のギャグ漫画から当時のジャンプの意向であった格闘漫画路線への変更を余儀なくされるが、従来のギャグ漫画路線に格闘漫画の要素を違和感なく折り込み、高い人気を獲得し、1995年終了までの7年間という長きに渡ってジャンプの黄金期を担う人気漫画となった。この時期に格闘漫画家としての才能と共に、大規模なストーリーを展開させるストーリー・テラーとしての才能を開花させた部分は、徳弘の実力の高さを示している。
その後、1997年からは、青年誌の「スーパージャンプ」 (SJ) に活動を移し『狂四郎2030』を連載を開始する。従来の持ち味のほかに人間の尊厳に入り込んだ内容に評判が集まると同時に、各章の終盤にかけて展開されるドラマチックな展開とその卓越した手腕に賞賛が集まった。2004年に連載は終了、傑作漫画として評価はゆるぎないものとなっている。
現在はSJにおいて『昭和不老不死伝説 バンパイア』を連載中。この作品は筆者の反戦メッセージが強い。一方、筆者の持ち味だった躍動感ある格闘シーン、暗い描写を一転させる脳天気なギャグなどが無くなり暗く残酷なだけの作品という批判が強い。
[編集] 人柄
作品中でみられる過激なギャグとは対照的に知性的で穏やかな人柄ではあるが、漫画業界の不条理な状況については時折、辛口なコメントを寄せるなど硬派な一面を併せ持っている。
妻帯者であり、ガンマニアでもある。また、原稿をほとんど落とさない(締め切りを厳守する)タイプである。
『シティーハンター』と共に、勃起のことを指す「もっこり」という言葉を定着させたことでも知られる。
[編集] 作品リスト
- シェイプアップ乱
- ターヘルアナ富子
- ふんどし刑事ケンちゃんとチャコちゃん
- ジャングルの王者ターちゃん♡
- 新ジャングルの王者ターちゃん♡
- 水のともだちカッパーマン
- Wrestling with もも子
- 狂四郎2030
- 昭和不老不死伝説 バンパイア(スーパージャンプで連載中)
[編集] アシスタント
[編集] 好きな歌手
- 鬼束ちひろをあげている。
またバンパイアの4巻の作者コメントで復活して欲しいと訴えている。