尾田栄一郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
尾田 栄一郎(おだ えいいちろう、1975年1月1日 - )は、熊本県熊本市出身の漫画家。
ペンネームでなく、本名である。専攻は少年漫画。集英社専属。既婚。子供もいる。
目次 |
[編集] 概要
東海大学付属第二高等学校在学中に短編『WANTED!』が『週刊少年ジャンプ』の新人賞の手塚賞に準入選する。
九州東海大学工学部建築学科を中退後、甲斐谷忍、徳弘正也、和月伸宏のアシスタントを務める。アシスタント時代に描いた読切の海賊漫画『ROMANCE DAWN』が、後の『ONE PIECE』の原型となる。
1997年から週刊少年ジャンプにて、義侠心のある海賊達の冒険と活躍を描いた怒涛の大河ロマン『ONE PIECE』の連載を開始。人気となっている。
2004年11月7日に結婚。
[編集] 人物
愛煙家であり、コミックスに自身の写真を載せる時は、タバコを吸っている姿のものを載せることが多い。
それを反映して代表作『ONE PIECE』では、善人のキャラクターにタバコを吸う人間が多い。主人公の仲間の一人であるサンジをはじめ、ナミの恩人ベルメール、海軍の有能な女性軍人ヒナ、ロマンを追う老人モンブラン・クリケット、空島の勇敢な戦士ワイパーなどがそれである。
一方、悪人のキャラクターでタバコを吸うものは、首領格から、幹部、兵隊にいたるまで皆無であり、葉巻にまで範囲をひろげれば、かろうじて物語に登場する多くの悪役のなかでただ一人、元七武海のクロコダイルがいる程度である。
反面、登場人物が喫煙をしない仲間の前でもタバコを吸うシーンや、街中でも普通に歩きタバコをするシーンが作中でよく描かれていて、賛否両論がある。
[編集] 画風
- 漫画のキャラの衣服や髪の毛など色や模様を表現するときにほとんど(特に衣服は全く)トーンを貼らず、手書きの模様を使っている。トーンが貼られるのは基本的にコマ全体の明度を表現するときのみである。本人はトーン貼りが苦手なためであると告白している。この手法は自身の敬愛する鳥山明氏も同じ方法を取っており、鳥山からの影響ではといわれることも多々ある。
- トーンを極力使わない、特に衣服にトーンを貼らないのはポリシーだったようだが、2006年42号の週刊少年ジャンプ企画の全漫画にこちら葛飾区亀有公園前派出所30周年記念企画でONE PIECEに両津勘吉を登場させるということでポリシーを破り、登場させた両津勘吉の衣服にトーンを貼った。
[編集] 受賞歴
- 1992年下期 - 『WANTED!』で第44回手塚賞準入選(「月火水木金土」名義)
[編集] 作品リスト
- 『ONE PIECE』(1997年~、週刊少年ジャンプ連載)
- 『WANTED!-尾田栄一郎短編集』(集英社、1998年11月発行、ISBN 4088726316)
- 「WANTED」
- 「神から未来のプレゼント」
- 「一鬼夜行」
- 「MONSTERS」
- 「ROMANCE DAWN」
[編集] 画集
- 『ONE PIECE COLOR WALK 1――尾田栄一郎画集』(集英社、2001年7月発行、ISBN 4088592174)
- 『ONE PIECE COLOR WALK 2――尾田栄一郎画集』(集英社、2003年11月発行、ISBN 4088593766)
- 『ONE PIECE COLOR WALK 3~LION~――尾田栄一郎画集』(集英社、2006年1月発行、ISBN 4088595386)