常陸那珂港
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常陸那珂港(ひたちなかこう)は、茨城県ひたちなか市にある太平洋に面した重要港湾である。港湾管理者は茨城県。
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[編集] 概要
1985年に「常陸那珂国際港湾都市構想」が発表された。2000年4月には3つに分かれた埠頭のうち北埠頭が開港し、交通面では常陸那珂有料道路や国道245号などで結ばれている。すべて開港するまであと、数年かかると言われている。また周辺では、大型ショッピングセンターや、総合運動公園、シネマコンプレックスなどの娯楽・スポーツ施設、見本市会場などの計画も進んでいる。なお、茨城県では、近接する日立港、大洗港、常陸那珂港の3港を統合し、一体的に整備・運営する検討もなされている。
[編集] 歴史
- 1946年6月:連合国軍が土地を接収し、空軍の射爆撃場に指定
- 1973年3月:水戸射爆撃場が日本へ返還
- 1985年7月:射爆撃場跡地利用推進協議会が「常陸那珂国際港湾都市構想」を発表
- 1991年10月:隣接する国営ひたち海浜公園が一部開園
- 1994年11月:勝田市、那珂湊市が合併、ひたちなか市誕生
- 1998年3月大型ショッピングセンターオープン
- 1998年12月:北埠頭の供用開始
- 2001年2月:中央埠頭着工
- 2003年12月:常陸那珂火力発電所の一部、運転開始
[編集] 地区の土地利用計画
現在、常陸那珂港周辺のひたちなか地区の事業内では、土地利用を下の8つの地区に分け、計画を進めている。
- リサーチパーク
- 商業・業務地区
- センター地区
- 商業・文化地区
- 移住地区
- レクレーション地区
- テクノパーク
- 健康・人材育成地区
[編集] 定期航路
- 北海道定期RORO航路(常陸那珂港-苫小牧港)
- 韓国・中国定期コンテナ航路(常陸那珂港-釜山-上海-釜山-苫小牧港-八戸港-仙台港-小名浜港-常陸那珂港)
- 中国定期コンテナ航路(常陸那珂港-名古屋港-水島港-大阪港-横浜港-東京港-常陸那珂港)
- 北米定期コンテナ航路(北米西海岸-常陸那珂港)
- 北米定期RORO航路(常陸那珂港-ロングビーチー北米東海岸)
- 欧州定期RORO航路(常陸那珂港-欧州)
- 極東ロシア定期在来航路(常陸那珂港-ナホトカ)
[編集] 近隣港湾
[編集] アクセス
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 常陸那珂港 - 茨城県土木部港湾課
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