川崎市バス塩浜営業所
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川崎市バス塩浜営業所(かわさきしばすしおはまえいぎょうしょ)は、川崎市川崎区塩浜2-2-1にあり、川崎市川崎区内の路線を担当する川崎市交通局のバス営業所である。営業所略号は『S』である。
公害問題で有名になった産業道路を沿線にかかえるため、川崎市バスの中ではいち早く低公害車の導入が進められており、同局で唯一CNGバスが配備されている。また京浜工業地帯の輸送対策として長尺車が配備されているのも特徴である。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 県営埋立線(川崎鶴見臨港バスと共同運行)
- 川03:川崎駅~労働会館前~四谷下町~江川一丁目~浮島バスターミナル
- 川03:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜営業所
- 川03:浮島バスターミナル~江川一丁目~四谷下町~塩浜営業所
- 川03:浮島バスターミナル→殿町三丁目→江川一丁目
川崎駅と川崎市臨海部北部の浮島町とを結ぶ路線で、川崎鶴見臨港バスとの共同運行である。 臨港バスとの共通定期が設定されており、ルート上では枝分かれしている市バス塩浜営業所行きでも共通定期は利用可能だが、逆に川03(臨港バス)塩浜営業所行き(市バス営業所とは場所が全く違う)では共通定期は利用できないようだ。
なお川04、05の通勤客大量輸送のため川04、05系統のバスで一杯になり本来の停留所に収容できないため川崎駅では乗り場が朝9時まで変わり、その影響で川崎駅の次、銀柳街入口停留所は通らないためここでの乗降ができない。(新川通り・いさご通り経由となる)
以前はカーフェリーとの接続のための便として浮島町カーフェリー経由が存在したが、カーフェリーの休止と共に廃止されている。
経路は四谷下町まで国道132号線を東進し、産業道路との交差点で左折して北上、国道409号線に入って浮島町の端の方である浮島バスターミナルへと向かうものとなっている。浮島バスターミナルはバスターミナルの名を冠するものの、東京湾アクアライン経由の高速バスの待合所があるだけでバスターミナルらしくない。
[編集] 埠頭線
- 川04:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜~日本触媒前~市営埠頭(近回り)
- 川04:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜~日本触媒前~京セラケミカル~市営埠頭(遠回り)
- 川04:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜~市営埠頭~京セラケミカル
- 川04:川崎駅~四谷下町~塩浜~京セラケミカル~市営埠頭(急行)
- 川04:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜営業所
- ※市営埠頭行きは朝夕のみ運行。朝時間帯は市営埠頭方面遠回り・川崎駅方面近回り、夕方は市営埠頭方面近回り・川崎駅方面遠回りで運転される。
- ※京セラケミカル行きは日中のみ運行
- ※急行は朝夕で停車バス停が違う。朝は市営埠頭方面のみで四谷下町より各停留所に停車。夕は川崎駅方面のみで四谷下町まで各停留所に停車、その先労働会館前、市役所前及び銀柳街入口に停車
塩浜営業所の主幹路線の一つで主に市営埠頭のある千鳥町までの路線である。 沿線に複数の工場を抱えることから乗客は非常に多く、特に朝ラッシュ時においては乗り場には行列が出来る程の混雑ぶりである。そのためか営業成績は川崎市バスの中ではトップクラスとなっている。 経路は川崎駅を出てから国道132号線を千鳥町内までひたすら直進する素直なルートで、千鳥町内は時間によって経由するバス停が違うのが特徴である。日中においては千鳥町内は東電前を経由せずそのまま市営埠頭へと向かい、2つ先の京セラケミカルの折返所で折返し元来た道を引返していく。
[編集] 東扇島循環線
- 川05:川崎駅→労働会館前→四谷下町→塩浜→東電前→川崎マリエン前→宝組前→ダイワコーポレーション
- 川05:川崎マリエン前→宝組前→ダイワコーポレーション→東電前→塩浜→四谷下町→労働会館前→川崎駅
- 川05:かわさきファズ物流センター→ダイワコーポレーション→川崎マリエン前→宝組前→東電前→川崎駅
- 川05:川崎駅→四谷下町→東電前→川崎マリエン前→宝組前→ダイワコーポレーション(急行)
- 川05:川崎マリエン前→宝組前→ダイワコーポレーション→東電前→四谷下町→川崎駅(急行)
- 川05:川崎駅→川崎マリエン前→宝組前→ダイワコーポレーション(特急)
- 川07:川崎駅~労働会館前~四谷下町~塩浜~東電前~ダイワコーポレーション~かわさきファズ物流センター
- 川07:川崎駅~四谷下町~塩浜~東電前~ダイワコーポレーション~かわさきファズ物流センター(急行)
- ※急行は朝夕で停車バス停が違う。朝は市営埠頭方面のみで四谷下町より各停留所に停車。夕は川崎駅方面のみで四谷下町まで各停留所に停車、その先労働会館前、市役所前及び銀柳街入口に停車
- ※特急は川崎マリエンまで無停車
- ※かわさきファズ物流センター発川05は小林運送前、ダイワコーポレーション(2回目)は通過
埠頭線の兄弟系統で東電前から先京浜運河をトンネルでくぐりぬけ東扇島まで向かう路線である。 方向幕には『東扇島循環』と書かれているが、実際は川崎マリエンから先島内を循環する際に表示を『ダイワコーポレーション』に変えて一度ダイワコーポレーションで運行を打ち切り回送、川崎マリエン発東扇島内循環川崎駅行きとして運行されている。
沿線のほとんどが埠頭線と重複していることから、混雑の激しい朝時間帯は東扇島直通の特急バスを運行、乗客分離と速達を図っている。
川07は東扇島に出てから先川崎マリエンに寄らず、東扇島西側のかわさきファズ物流センターまで運行する路線で、終点バス停の文字数が多いことから行き先表示と次停留所表示では『かわさきファズ』と表示されている。夕方のかわさきファズ発着便の一部は川05として東扇島内を循環してから川崎駅まで向かうものもある。
[編集] 水江町線
- 川10:川崎駅~労働会館前~臨港病院前~臨港警察署前~水江町(~ゼロ・エミ工業団地)
- 川10:川崎駅~労働会館前~臨港病院前~臨港警察署前~かわさき南部斎苑~塩浜
- 川10:川崎駅~労働会館前~臨港病院前~臨港警察署前~四谷下町~塩浜営業所
- 川21:川崎駅~臨港警察署前~水江町(~ゼロ・エミ工業団地)※急行・川崎鶴見臨港バスと共同運行
- ※川21は臨港警察署~水江町間は各停留所に停車
JFEスチールの工場のある水江町へと向かうもう一つの主力路線である。労働会館前までは埠頭線等と同じ国道132号線を走行するがその先の交差点で右折、大島四丁目からR132の一つ南の通りに入って藤崎地区を経由しそのまま水江町まで直進する。朝時間帯には水江町より先ゼロ・エミッション工業団地まで行くものもある。また朝夕は新川通り経由の急行バスとして川21が運行される。
塩浜行きは池上町手前で左折し入江崎水処理センターを経由して塩浜へ向かう路線で、終点到着後は塩浜営業所まで回送される。
[編集] 扇町線
- 川13:川崎駅~労働会館前~臨港病院前~大島四ツ角~浜町二丁目~扇町
- 川13:川崎駅~労働会館前~臨港病院前~大島四ツ角~浜町二丁目~四谷下町~塩浜営業所
[編集] 小田栄循環
- 川15:川崎駅~労働会館前~追分~小田栄~渡田向町~川崎駅
[編集] 渡田線
- 川40:川崎駅~渡田向町~小田栄~JFE~臨港警察署前~四谷下町~塩浜営業所
- 川40:川崎駅~渡田向町~小田栄~JFE~臨港警察署前~水江町
- 川40:川崎駅~渡田向町~小田栄~JFE~臨港警察署前~かわさき南部斎苑~塩浜→塩浜営業所
- 川40:川崎駅~渡田向町~小田栄~JFE~臨港警察署前
- 川40:川崎駅~渡田向町~小田栄~JFE
[編集] 川崎病院線
- 川崎駅~川崎病院(川崎鶴見臨港バスと共同運行)
[編集] 車両配置
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