山口昌男
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山口 昌男(やまぐち まさお、1931年 - )は、日本の文化人類学者で、日本における文化人類学の権威。北海道美幌町出身。
旧制網走中学・新制網走高校(現・北海道網走南ヶ丘高等学校)を経て東京大学文学部国史学科卒業。麻布中学校教諭を経て東京都立大学大学院社会人類学専攻修士課程修了。
アジア・アフリカなど世界各地のフィールドワークを行い、両性具有・トリックスターをテーマとした著作で評価が高い。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授及び所長、静岡県立大学教授、札幌大学学長などを歴任。1996年に『「敗者」の精神史』で大佛次郎賞受賞。主要著作は『山口昌男著作集』(筑摩書房・全5巻)に収められている。
目次 |
[編集] 主な著書
- 「人類学的思考」
- 「文化と両義性」
- 「文化の詩学」
- 「アフリカの神話的世界」
- 「道化的世界」
- 「知の遠近法」
- 「仕掛けとしての文化」
- 「文化人類学への招待」
- 「道化の民俗学」
- 「天皇制の文化人類学」
- 「「挫折」の昭和史」
- 「「敗者」の精神史」
- 「敗者学のすすめ」
- 「はみだし(ステップ・アウト)の方法」
- 「内田魯山山脈」
- 「山口昌男ラビリンス」
- 「経営者の精神史」
[編集] 関連人物
[編集] 都市の会
[編集] 「へるめす」同人
[編集] 麻布中学時代の生徒
[編集] その他
- 本多勝一(「調査される側の眼」で文化人類学を批判。山口昌男がこれに反論し、論争となった)