小沢昭一
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小沢 昭一(おざわ しょういち、1929年4月6日-)は日本の俳優、俳人。東京都出身。俳号は小沢変哲。
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[編集] 経歴
旧制麻布中学を経て早稲田大学文学部仏文科卒。俳優座付属俳優養成所卒業。 学生時代から演芸評論家・正岡容の知遇を得る。桂米朝、大西信行、加藤武らとは正岡門下の兄弟弟子の関係。 また、大学在学中に大西信行、加藤武らと共に日本で初めて学校に落語研究会を創設する。 舞台、ラジオ、映画、テレビなどで芸能活動を行う。野坂昭如、永六輔と「中年御三家」を結成し、1974年の武道館コンサートはビートルズ以来と言われるほど盛況であった(2003年に「帰ってきた中年御三家」コンサートをNHKホールで行ったが、野坂は病気のため不参加)。 1982年から「引退興行」と称して『唐来参和』(井上ひさし原作)の一人芝居を各地で18年間続けた。 また、放浪芸の収集、発掘にも深い関心を寄せ、記録、保存、著述を行っている。
小沢は俳優でありながら俳人でもあり、「小沢変哲」という俳号を持っている。1969年に永六輔、江國滋酔郎らと共に、「やなぎ句会」を発足。句集など俳句関連の出版物もある。博物館明治村の村長も務める。
[編集] 出演している番組
[編集] 主な著作
- 『季刊藝能東西』(小沢昭一編集、1975-1977年)
- 『私は河原乞食・考』(1969年)
- 『陰学探険』(1972年、永六輔と共著)
- 『私のための芸能野史』(1973年)
- 『珍奇絶倫 小沢大写真館』(1974年)
- 『日本の放浪芸』(1974年)
- 『小沢昭一的こころ』(1974年-) シリーズ化
- 『雑談にっぽん色里誌』(1978年)
- 『ドキュメント綾さん』(1978年)
- 『芸双書』(1981-1982年、南博ほかと共著)
- 『美人諸国ばなし』(1986年)
- 『ものがたり芸能と社会』(1998年) 1989年の放送大学講義が基
[編集] 歌謡
- ハーモニカブルース(作詞/作曲:一部谷川俊太郎/山本直純)
- 「土耳古行進曲」(トルコ行進曲)/加藤登紀子作曲。(小沢昭一全集「唸る、語る、歌う、小沢昭一的こころ」コロムビアミュージックエンタテインメント - ASIN: B00009AUY4収録)
- ザ・ベストテンにゲスト出演したときに熱唱。出演者の多くが感極まって涙目になっていた。
- 「歌う小沢昭一的こころ」(シリーズ化)