小倉競輪場
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小倉競輪場(こくらけいりんじょう)は、 福岡県北九州市小倉北区三萩野にある競輪場である。
現在は北九州メディアドームと同一施設となっている。
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[編集] 概要
小倉競輪の主催者は北九州市及び5市競輪組合(直方市・田川市・山田市・大牟田市・柳川市)の2者であり、この両者が別々に開催している。電話投票における競輪場コードは81#。実況は日本写真判定の弥永正宏が担当。
小倉競輪場は1948年(昭和23年)11月20日に開設された、日本で最初に出来た競輪場であり、競輪発祥の地である。1948年に福岡県で開催の国民体育大会のために作る競技場をそのまま競輪に振り向けるというアイデアがきっかけで小倉競輪場が誕生した。
かつては競輪を開催するためのみの施設であったが、1998年(平成10年)10月に北九州メディアドームの誕生により移転する形で一体施設となり、それに伴い旧小倉競輪場は1998年(平成10年)6月18日をもって閉鎖した。
2000年(平成12年)10月18日からはナイター競走「スペースナイトレース」を実施しており、現在通年でナイターレースを開催している(後述の競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦を除く。なお例外なく全ての日程をナイター開催とした公営競技場は、蒲郡競艇場が最初となる<2006年3月より実施>)。
当時の小倉市長でもあり競輪の開催に尽力した濱田良祐の功績を称え濱田賞争奪戦が開催されている。
また、2004年(平成16年)9月からはA級ツイントーナメントを実施していたが、2005年(平成17年)5月15日をもって終了した。
2006年(平成18年)5月の開催より民間委託を実施、これに平行して運営設備のリニューアルを実施し在席投票システム(すわって投票)を西日本地区としては初めて導入し、トータリゼータシステムを日本トーターから富士通フロンテックに更新した。
投票締め切り前の音楽でジェンカが流れる。これは旧小倉競輪場、またかつての門司競輪場も同じだった。
吉岡稔真のホームバンクとしても知られる。
また、メディアドームとなって以降、北九州市の成人式の会場となったこともある。
[編集] バンクの特徴
400mバンク。前橋競輪場に次ぐ2番目のドームバンクである。
[編集] 競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦
毎年1月に、GI競走である「競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦」が恒久的に開催されている。
なお全国的なナイター競走の場外発売体制が整っていないため、この開催は昼間開催となっている。
[編集] アクセス
- 北九州高速鉄道小倉線香春口三萩野駅下車。徒歩7分
- JR鹿児島本線小倉駅北口から車で約7分(無料バス有り)
[編集] 外部リンク
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