宮城県仙台東高等学校
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[編集] 概要
宮城県仙台東高等学校(みやぎけんせんだいひがしこうとうがっこう)は1987年(昭和62年)に新設された県立高校であり、仙台市若林区に所在している。
学科は普通科と県立高校では初となる英語科と2学科体制である。英語科には,海外からの留学生と外国人英語講師がおり,英語漬けの「英語科合宿」があるなど,県立高校としては非常に先進的な学科になっている。少数ながら,海外留学に行く生徒もいる。
進学校であり、国公立大学への合格者は現役・浪人合わせて年間10~15名程度。私立大学(特に地元の東北学院大学)への合格者が多い。
校章は「東」の"E"と,英語科の"E"を合体させたもので,校訓も"EAST"の頭文字にちなんでいる。
- 進取創造 Enterprise
- 自主自立 Autonomy
- 誠実協和 Sincerity
- 強健不撓 Toughness
紺のブレザー,千鳥格子模様のスラックス・スカート,薄紫(やや蛍光紫)のネクタイ・リボンが特徴的。
[編集] 環境
- 若林区の広大な農地のど真ん中にあり,夏は一面緑のカーペットに囲まれる。
- 校舎はいわゆるハーモニカ型の長方形の校舎ではなく,東西南北に敷地を活用した校舎である。最も新しい県立の新設校であるため,他校には見られないモダンな仕様が随所に採用されている(タイルの多用,中庭の設置,吹き抜けスペースの採用等)。
- 陸上自衛隊霞の目駐屯地が近く,同基地の小型機やヘリコプターの訓練飛行コースに隣接しているため,これらの騒音対策として,校舎には防音ガラスとサッシが採用されている
- その立地ゆえに自然の猛威を受けやすく,大雨で通学路が冠水したり,歩いて進むことすら困難なほどの強風の中で下校しなければならないことがある(特に冬)。
- 新設された当初は,まだ周辺の道路が舗装されておらず,雪が積もると道がわからなくなった。
[編集] 特徴
- 最寄りの公共交通機関は仙台市営バスであるが,校門から仙台東高校入口停留所まで数百メートルあり,時刻表が当てにならないことに加えて,前述のような立地条件であることからバス通学を好む生徒は多くない。
- 男女比率は他の共学高校と差がないが,普通科と英語科では逆転現象が起きている(英語科は女子生徒の方が多くなる傾向がある)。
- 学年ごと,赤,緑,青が割り当てられており,上履き,体操着及び通学用自転車シールの色となっている。
- 体育の授業では「東高体操」という特徴的な体操があり,新入生は何をおいてもまずこれを習得しなければならない。
- 男子の体育では,週に1時間だけ格技の時間があり,県内の多くの高校が柔道を採用している中,剣道を採用している。剣道着は各自購入し,竹刀,防具は一式備え付けられているが,クラス単位での使い回しのため,特に面 と小手は凄まじい悪臭がする。
- 敷地内にプールがあり,体育の授業に水泳の時間があるが,学校指定の水着がないため,「良識の範囲内で」思い思いの水着を着用することが許されている。