宇宙魔神ダイケンゴー
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『宇宙魔神ダイケンゴー』(うちゅうまじんダイケンゴー)は、1978年(昭和53年)7月28日から1979年(昭和54年)2月15日までテレビ朝日系で毎週木曜日18:00 - 18:30(関東地区)に全26話が放送された、東映・鳥プロ製作のロボットアニメ。なお、ローカルセールス扱いだったため、朝日放送では平日早朝(現在の「おはよう朝日です」枠)に放送されるなど地域により放送時間が異なっていた。また、テレビ朝日系フルネット局が所在しながら系列外の局が放送した地域もある。(その項参照)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
将軍ロボレオン率いるマゼラン帝国の銀河系侵攻に対して、銀河連盟は主星エンペリアスを中心に迎え撃つものの、圧倒的な戦力比により劣勢に陥る。 その時、950年周期でエンペリアスに接近する彗星「魔神の星」の力によって、エンペリアスの守護神「ダイケンゴー」が覚醒した。 エンペリアスの第2王子・ライガーと仲間たちは、ダイケンゴーを駆り、反撃を開始する。
[編集] スタッフ
- 企画:鳥海尽三
- 原作:酒井あきよし
- 脚本:酒井あきよし、福島みちお、鳥海尽三ほか
- 総監督:八尋旭
- キャラクター設定:高橋資祐、井口忠一、岳本周明
- メカニック設定:大河原邦男
- 美術監督:中村光毅
- 音楽:筒井広志
- 音響監督:本田保則
- 制作協力:グリーンボックス
- 制作:テレビ朝日、鳥プロ、東映エージエンシー
[編集] OPナレーション
- ナレーション:納谷悟朗
- 「広い銀河の果てまでも、悪を叩いて流れ星。行く手を阻むか、宇宙の地獄。
怒れ正義のダイケンゴー!」
[編集] 主題歌
- オープニング「宇宙魔神ダイケンゴーの歌」
- エンディング「宇宙の男ライガー」
- 歌:MOJO、ザ・チャープス、作詞:酒井あきよし、作曲:小林亜星、編曲:高田弘
[編集] キャスト
- ライガー:石丸博也
- 主人公。エンペリアスの第二王子。剣の名手で熱血漢。
- クレオ:堀江美都子
- ダレスの娘。16歳。武道に秀で、気が強く男勝りの美女。堀江美都子が声優として初めて担当したキャラクター。
- アニケ:西尾徳
- ライガーに仕えるサポートロボットの兄。
- オトケ:井上瑤
- ライガーに仕えるサポートロボットの弟。
- エンペル王:藤本譲
- ライガーたちの父。銀河系連盟の主星・エンペリアス星の王。
- エリザ王妃:樽井京子
- ライガーたちの母。心優しく、平和を愛する女性。
- ザムソン:山田俊司
- ライガーとユーガーの兄。戦死したと思われていたがサイボーグとして甦る。
- ブライマン:納谷悟朗
- 馬型メカ・サラブレッダーを駆り、ライガーを助ける謎のサイボーグ戦士。
- ユーガー:島田敏
- ライガーの弟。15歳。兄とは正反対でおとなしく実直な少年。
- ダレス:筈見純
- クレオの父。エンペリアスの軍務大臣だがマゼラン軍に内通する。
- マゼラン大帝:田中崇
- マゼラン星の支配者。
- バラクロス:友近恵子
- マゼラン星の総司令官。腹黒く残虐非道な女性。
- ロボレオン:青野武
- バラクロスに作られたロボット将軍。冷酷だがコミカルな一面も。バラクロスの前ではメロメロで、口癖は「めまいが…」。
- ゴーリッキ:笹岡繁蔵
- ダレスの従者。
- グッダー博士:田中崇
マゼラン軍の科学者。瀕死のザムソン王子をブライマンに改造し、ひそかにサポートを続ける。
- ナレーション:納谷悟朗
[編集] ダイケンゴー
コンバットシップ、ダイケンバギー、ダイケンキャタピラーが合体してダイケンベースとなり、さらに変形して巨大ロボット・ダイケンゴーとなる。
全長120.0m、体重80.0t。動力源は光子力エネルギー。
顔面の装甲が二つに割れると、中には般若のような牙を持った口があり、そこから炎を吐く(ダイケンファイヤー)。
武器はダイケンファイヤー、ダイケン宇宙魚雷、ダイケンチャック、ダイケンカッターなど。必殺技は二本のアローフェンサーによる「回転大輪剣」「必殺十字剣」。
[編集] 放送リスト
- あらくれ風雲児
- 孤独の星武者
- さすらい星ブライマン
- 二つのはぐれ星
- 友情の小惑星
- さらばゲリラ星
- 第三惑星異常なし
- 愛の裏切り星
- 二連星の誓い
- 泣くな母恋星
- 地獄星雲の対決
- 嵐を呼ぶ王星
- ブライ星の秘密
- 移動星の設計図
- 魔の怪物星
- 星の渡り鳥
- 第三惑星の友情
- 謎のゆうれい星
- 銀河のはぐれ星
- 母なる星の危機
- 星の十字架
- 危うし! 第三惑星
- マゼラン星雲の陰謀
- 星魔王の挑戦
- 星雲灯台X-01
- 戦え! 王星三剣士
[編集] ANNフルネット局所在地域の系列外放送
広島地区では、既に4局フルネット化が達成された後でありながら、本来のテレビ朝日系列局である広島ホームテレビ(HOME・当時UHT)ではなく、番組販売扱いで中国放送(RCC=TBS系)の金曜17:00~17:30の時間帯にて放映されていた。ちなみに広島ホームテレビの木曜18:00~18:30の時間帯では、「トムとジェリー」(TBS系・広島地区ではRCCで放送)等の過去のアニメ作品の再放送の月~金曜帯放送枠としていた。
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