奄美基地
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奄美基地(あまみきち)は、鹿児島県大島郡瀬戸内町に所在する海上自衛隊基地である。
[編集] 概要
奄美基地は、奄美大島の南西部に位置する古仁屋港にある佐世保地方隊の基地である。艦船はまったく配備されていないが、奄美基地分遣隊が派遣されており、25t型交通船を保有している。
奄美大島は、戦前は大日本帝国海軍の基地が置かれており、連合艦隊の錨泊地・集結地でもあった。海上自衛隊においても、自衛隊ペルシャ湾派遣部隊が、北東部の笠利湾を集結地とし、この地で部隊編成を整えて、海上自衛隊による初の海外派遣へと出発した。
奄美諸島周辺海域は、中華人民共和国との緊張関係の最前線にあり、九州南西海域工作船事件における朝鮮民主主義人民共和国工作船との交戦現場や、東シナ海ガス田問題で中国が日本に無断で設置した油井が近くにある。漢級原子力潜水艦領海侵犯事件では、奄美諸島の沖合を漢級原子力潜水艦が潜航したまま逃走した。奄美基地は、補給や休養・悪天候時の避難港として好立地であり、有事の際は前進基地、補給基地として活用できる。
瀬戸内町では、2005年10月に、「海上自衛隊の強化と新たな部隊等の誘致を推進する議員連盟」が活動を開始し、奄美基地分遣隊の拡充と、将来的な艦船の常駐を求めるとしている。
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