天塩国
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天塩国(てしほのくに)は、日本の明治時代に設定された地方区分の国の一つである。北海道に含まれた。現在の留萌支庁の全域と、上川支庁の北半および宗谷支庁の豊富町にあたる。
[編集] 歴史・沿革
明治2年 (1869年) 8月15日に設置された。増毛郡(ましけ)、留萌郡(るるもつへ)、苫前郡(とままい)、天塩郡(てしほ)、中川郡(なかかわ)、上川郡(かみかは)の六郡で構成された。明治5年 (1872年) の調査では、人口1576人を数えた。
(注: よみがなは『新北海道史』による。「てしほ」は現在は「てしお」で、旧かなづかいとも思われる。しかし他の郡名の異同は旧かなのせいだけとは思えず、判別しがたい。今すべて『新北海道史』に従っておく。)