天下人
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天下人 | |
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ジャンル | シミュレーションRPG |
対応機種 | プレイステーション2[PS2] |
開発元 | セガ |
発売元 | セガ |
発売日 | [PS2]2006年3月2日 |
対象年齢 | 全年齢対象 |
天下人(てんかびと、tenka-bito)はセガから発売されたプレイステーション2のゲームソフト。戦国時代を舞台に、著名な武将達が激戦を繰り広げるスタイリッシュなデザインと、革新的なゲーム性を取り入れた、戦国シミュレーションである。
[編集] 主要なキャラ
- 孤高の天才。ずば抜けた直観力と独創性で、義理の父親である斉藤道三が抱いていた意志天下平定を受け継ぎ、戦国の乱世を平和へ導こうとしていた。ゲーム中での外見は、白髪で髭を蓄え、黒色の鎧とマントを身に着けている。
叛逆の旋風 ;真田幸村(声優:秋市淳)
- 血気盛んで勝気だが、仲間達への情は厚い。真田家を存続させるため、戦国の乱世を戦い抜く。その勇猛果敢な戦いと、戦場での凄まじい功績で、戦国の世に名を轟かせる。ゲーム中では紅い甲冑を身にまとい、前線で戦う侍を彷彿とさせる。
- 民が平和で暮らせることを望み、戦い続ける義の漢。戦場では自ら先陣を切って戦いぬく豪傑。ゲーム中では巨漢で、黒髭を蓄え、いかにも豪傑といった印象。
- 亡き父の遺言のために全てを捨て、自分の弱さを紛らわすために非情に徹し「独眼鬼」と恐れられる哀しき武将。苛烈で残虐な所業を繰り返し、戦国の支配を目論む。ゲーム中では、蒼い鎧を身にまとい、長刀を背中に拵えている。人を叱る事には慣れているが、自らの事を本気で叱られると怯む、弱い一面を持つ。
- 傾奇者でいながら、謙遜な部分があり、忠勝に背中を押されながら前に進んでいく。信長を兄のように慕っている。ゲーム中では、歌舞伎化粧に派手な服装と、いかにも傾奇者である。
[編集] その他の登場人物
妙なる信姫 ;帰蝶
- 信長の妻であり、信長の真意を理解する唯一の人物。
奇策飄々 ;木下秀吉(羽柴・豊臣秀吉)
- 表層では愛想良く振舞っているが、腹の底では巨大な野望を抱いている。唯一、信長には絶対の忠義を誓っている。
暗躍の梟勇 ;明智光秀
- つかみ所がない男。信長を恐れている。鉄砲の名手で、信長には表面上の忠義を誓う。
老獪なる頭首 ;真田昌幸
- 真田幸村の父。
冷厳の兄君 ;真田信幸
- 真田幸村の兄。冷静沈着で、破天荒な幸村を支えている。体格的には幸村に瓜二つ。しかし性格は物静かで温厚。
機略の鋼女 ;吉岡林
- 元は義弘と敵対していたが、とある戦をして以来、島津軍の軍師となる。ゲーム中では、島津の戦術の重要な要となる。
奥州の白鷺 ;片倉景綱
- 伊達政宗の忠臣。政宗が唯一言うことをきく武将。病気により飛び出た政宗の右目を抉り出した。その事を不義に思い、以後自らの口を布で塞ぐと共に、政宗へ絶対の忠義を誓っている。普段は物静かだが、キレるとかなり怖いらしい。
忠義の豪槍 ;本多忠勝
- 徳川家康の忠臣。一本気な武士。合戦では力押しのみならず、引き際も心得ている。敵からも味方からも「武士の鑑」「戦の申し子」と言われている。
北陸の義将 ;上杉謙信
- 仏門に通じている、菩薩のような雰囲気を漂わせる上杉軍総大将。武田信玄と互角の強さを誇る。悟りきった口調から「抹香臭い」と言われるが、本質は戦好きで結構短気な性格。前線に出たがる彼を、家臣が宥める事もある。