大阪府立柴島高等学校
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大阪府立柴島高等学校 (おおさかふりつくにじまこうとうがっこう)は大阪市東淀川区にある全日制総合学科の高等学校である。
1979年から普通校としては、日本で初めて知的障害者を準高生(学籍はもたないが一緒に学ぶ知的障害者)として受け入れておりそのことが評価されて知的障害のある生徒の後期中等教育に関する調査研究校に指定された。福祉関係が充実しており一定単位を取得すれば介護福祉士の受験資格が得られる。また、人権・同和教育に対する取り組みにも力を入れており、高い評価を得ている。
[編集] 沿革
- 1973年 大阪府議会で第95高等学校設立議決
- 1975年 学校名を柴島高校と決定、開校。1期生入学
- 1977年 「柴島高校育てる会」結成
- 1979年 8月9日の平和人権登校日開始
- 1980年
- リーダー合宿開始
- 「障害児」と共に柴高生活を送る会、結成
- 「平和を考える会(ユネスコクラブ)」結成。
- 広島現地調査開始
- 1981年 制服改定(ブレザーに)
- 1982年 1年HR合宿開始
- 1983年
- 地域別教育懇談会開始
- 「平和の碑」完成
- 1984年 コンピュータ教室開設
- 1985年 中学生向け「柴島高校見学会」開始
- 1987年 進路タイム開始
- 1988年 英語の講座別授業とAET(現在のNET)講師授業開始
- 1989年
- 「選択領域」開始
- LAN教室開設
- 1991年
- 1年全員の「情報基礎」授業開始
- 「学校・学年・クラス」開き開始
- 東淀川区内8中学スポーツ交流開始
- 1992年
- 「誇れる柴高づくりを託す集会」開始
- テレビドキュメンタリー「伝える言葉~大阪府立柴島高校」が「地方の時代・大賞」を受賞、全国放送。
- 第1回人権交流訪米団派遣
- 教育討論集会開始
- 「総合選択制」導入
- ワープロ教室開設
- 1993年
- マルチメディア教室開設
- テレビ番組「国際化時代の人権教育」で本校の取り組みの紹介
- 1994年
- 創立20周年記念誌発行
- 「国際化時代の人権教育」(明治図書)出版
- 1995年
- 1996年 総合学科スタート
- 1997年 新制服スタート
- 1998年 福祉実習棟が完成
- 2000
- 知的障害のある生徒の高校受け入れに係る調査研究校に指定
- 校内情報ネットワークの構築
- 2001年 第10回人権教育訪米団に参加
- 2002年
- 学校完全5日制に対応して、二期制(前期・後期)の導入
- 同年、多目的実習棟を増築
- 2004年
- 創立30周年記念式典実施、記念誌発行
- 2006年
- 知的障害のある生徒の「自立支援コース」開設。
- 校舎の外壁全面塗装工事をする
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
2007年度より、授業の通年制を無くし、全て半期制の授業に変更。