大蔵海岸
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大蔵海岸(おおくらかいがん)は兵庫県明石市東部の大蔵海岸通1丁目、2丁目にある海浜公園。広さは320,000m²。
[編集] 概要
JR朝霧駅から明石市役所付近に続く大蔵海岸は、古来から白砂青松の海岸として有名で海水浴などで観光客も多かったが、海岸線に国道28号が造成された際に堤防とテトラポッドという状態で海に近づくのは釣り客程度という状態になっていた。
しかし、明石海峡大橋を眺望する絶好の場所であることから海浜公園として再生させる計画が実行される。1993年から埋立が開始され1998年には供用が開始された。海浜公園としての人工の砂浜のほか、バーベキュー施設、レジャー用品の大型店舗や、入浴施設(スーパー銭湯)などもある。また、1999年に堀江謙一氏が太平洋横断をしたモルツマーメイドII号が恒久展示されている。
市民の憩いの場としての他にも、1999年12月31日には見通しがよい事ということから「AKASHI千年祭」の花火大会の開催場所に選ばれる。そして、2000年12月31日には、インパクの明石海峡世紀越え行事の「ジャパンカウントダウン2001」の会場ともなっている。
2001年12月の事故以来、砂浜部分は閉鎖されて花火大会も行われていない。2005年6月頃に再びオープンの予定であったが、コアジサシの巣があるのがわかったために巣立ち後の時期に延期された。
[編集] 事故
2001年7月21日の第32回市民夏祭りで、花火見物の客が近くのJR朝霧駅に押し寄せて、駅とを結ぶ歩道橋で混雑になり圧死による犠牲者が発生した(明石花火大会歩道橋事故)。同年12月30日には砂浜の陥没事故により女児が犠牲になっている。