夜はクネクネ
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夜はクネクネ(よるはクネクネ)は、1983年1月7日から1986年12月まで毎日放送テレビで放送されていたテレビ番組。
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[編集] 概要
出演者は原田伸郎と、当時毎日放送アナウンサーだった角淳一。アシスタントとして当時NSC(吉本総合芸能学院)を卒業したばかりの新人であったトミーズ雅が元プロボクサーであることを買われ、ボディーガードとして同行していた。ただし番組中、雅は原田、角の後をついてくるだけでほとんどしゃべっていない。
番組の内容は、原田と角が2人で町に繰り出し、行き当たりばったりで出会った素人ととりとめもないことから、突っ込んだプライベートな話までいろいろ話しながらあちこちと練り歩くという単純な構成。単純な構成にもかかわらず4年にも渡って放送されたのは、ラジオのパーソナリティを長く続けていた原田・角が、素人の扱い方がうまかったこともさることながら、関西人ならではのおもしろさや、素人のサービス精神を十二分に引き出していた番組であったからである。
この番組は、関西の他局の番組にも少なからず影響を与えている。関西の各局が深夜の番組の制作に真剣に取り組むようになるきっかけとなった。『毎日放送50年史』によると、技術出身プロデューサーの大北禎昭によるカメラワークが大きいといえる。
番組名は、構成を担当した作家のかわら長介が命名。かわらは後に、これを「やって良かった番組」の一つに挙げ、テレビ番組作りについて学んだと語っている。ちなみに関西の番組制作者の間では、「クネクネで」といえば行き当たりばったりのロケを指すようになっているらしい。
[編集] スタッフ
[編集] 出典
- 高須光聖オフィシャルホームページ「御影屋」 御影湯 十回目ゲスト かわら長介さん - 高須光聖公式サイト内の対談記事