高須光聖
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高須 光聖(たかす みつよし、1963年12月24日 - ) は兵庫県尼崎市出身の放送作家。他に作詞家、脚本家、ラジオパーソナリティーなど幅広いジャンルで活躍している。自ら運営する会社・カイト所属。
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[編集] 来歴
ダウンタウンの二人とは幼少時からの付き合いで、浜田雅功と同じ幼稚園、松本人志・浜田と同じ小・中学校に通ったのち、兵庫県立尼崎小田高等学校を経て龍谷大学経済学部を卒業し、1991年に大阪から東京へ上京。 単身東京でナベプロに出入りしたりしていたが、その後本格的に放送作家を目指し、たまたま東京で松本と会う機会があったので話を持ちかけた。その際松本に「ダウンタウンのブレーンやったらええやん」と言われ、高須は「ブレーンって何?」と思いながらも話を合わせていたが、言った松本の方も実はよくわかっていなかった。
その後、放送作家としてのキャリアを積み、2003年には日経エンタテインメント放送作家ランキング1位に輝く。また、放送作家業界ではおちまさと、鈴木おさむ、都築浩、海老克哉らを押さえ、担当番組数トップに君臨する。人気作家ゆえ、担当する番組の放送時間がバッティングすることが多々ある。ダウンタウンが新人の頃から現在に至る全ての番組で作家として深く関わっており、時に「3人目のダウンタウン」とも評される。
[編集] 人物
クリスマスイブに生まれたのでこの名前になった。あだ名は「高須ちゃん」「みっちゃん」など。松本からは「バラエティの父」と呼ばれている。
調和型で社交性のある性格。学生時代にテレビ番組「鶴瓶と花の女子大生」にアルバイトで出演したことがあり、数々のバラエティ番組を手がける彼であるが、カメラが苦手らしく、基本的にメディアの表舞台に出るのは苦手とは本人談。 松本のように(他人にとっては)理不尽な理由でキレることはないが、なにかあった場合に実際にブチ切れるのは松本よりも早い。 ロックバンド・ウルフルズのメンバーは昔のアルバイト先の後輩にあたり、今でも仲良くしている。
口癖は「パシッと」「ええ感じ」「うそーん」「えらいもんで」「あらっ、いいですねー。」「頑張っていきましょうよ、ね」「いやいやぁー、何がありましたかねぇー」「ありがたいことですよ」「あれ腹立つなぁ」など。
ダウンタウンの2人が東京進出直後によく口にしていた「キツイ、キッツイ」(想像したくない、或いはとんでもなくシャレにならないモノを見たときに発せられる表現)も最初は彼がよく口にしていた言葉のひとつである。
血液型はB型(RHプラス)。趣味は海外旅行(祭り見物)、金魚グッズ収集、食べ歩き、サッカー。 特技のヒッチハイクは、金のない状況で東京・大阪間を行き来するのに身につけた技で、高速道路のSAなどで長距離トラックに乗せてもらう方法を会得した。
自身のラジオ番組で、愛車はイギリスのランドローバー社のレンジローバーであると発言。上京したての頃はインドのアンバサダー(ヒンダスタン・モーターズ)に乗っていた。
[編集] 出演番組
- 松本とともにパーソナリティをつとめる。幼なじみならではの昔話の他、会話の中で自然とミニコントが発生したり、最近のバラエティー番組に対する考察などを聞くことができ、笑いに対する二人の姿勢が垣間みえる。2003年12月には「高須ちゃん生誕40周年祭り」と称し、ラジオ番組としては異例の日本武道館での公開録音が行われた。
- 御影のツボ(SKY PerfecTV! ヨシモトファンダンゴTV)
- 「第三のツボ」からリニューアル。吉本の芸人を招いて、ゲストにまつわるDVDを見ながらトークする番組。サウナ風呂のロビーなど、トーク番組なのにロケが多い。ゲストは若手芸人が多い。最初のゲストだった板尾創路は出演以後レギュラーパーソナリティとなった。
- 月曜日担当パーソナリティ。
[編集] 担当番組
[編集] ダウンタウンの出演番組
- 同番組の「チキチキ!!高須光聖七変化」では、人気放送作家らしからぬ最下位となってしまった。同番組で彼に行われた「テレクラドッキリ」以降、私生活でおいしいことがあると「ドッキリなのでは……」と思ってしまうほどトラウマになっている。七変化でダダスベリだった「高須ロボ」は、そのあまりの寒さに「さぶさぶトリオ救済 お見合い大会」という企画で再登場するに至った。
- ダウンタウンDX(よみうりテレビ、木曜夜22:00 - )
- HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP(フジテレビ系)
- リンカーン(TBSテレビ、火曜夜22:00 - )
- 考えるヒト(フジテレビ系)
- ジャンクSPORTS(浜田のみ出演、フジテレビ系)
[編集] ダウンタウン以外の番組
- めちゃ×2イケてるッ!(フジテレビ系、土曜19:57 - 20:54)
- 新堂本兄弟(フジテレビ、日曜22:00 - 22:30)
- ヴァケスケ(フジテレビ、毎週土曜日23:00 - 23:30頃、2006年3月終了)
- いきなり!黄金伝説。 (テレビ朝日系、木曜19:00 - 19:54)
- ロンドンハーツ(テレビ朝日、火曜21:00 - 21:54)
- 銭形金太郎(テレビ朝日系、水曜20:00 - 20:54)
- 国分太一・美輪明宏・江原啓之のオーラの泉(テレビ朝日系、水曜23:15 - 24:10)
- 恋するハニカミ!(TBSテレビ、金曜23:00 - 23:30)
- アイチテル!(TBSテレビ、水曜23:55 - 24:55)
- サルヂエ(中京テレビ/日本テレビ系、水曜19:58 - 20:54)
- やりすぎコージー・土曜婦人(テレビ東京、土曜深夜1:25 - 2:10)
- 上海大腕(テレビ東京、土曜深夜2:10 - 2:40)
- 抱きしめたいっ!(読売テレビ/日本テレビ系、木曜23:40 - 24:10)
- ぶちぬき(テレビ東京、月 - 金曜17:25 - 17:55、関東ローカル)
- 虎の門(テレビ朝日、隔週金曜深夜1:25 - 、関東ローカル)
- トリハダ ~感じるボロ~ン~(ABCテレビ、月曜深夜0:29 - 1:26)
- 史上最強のメガヒットカラオケBEST100 完璧に歌って1000万円!!(テレビ朝日、春・秋・正月のスペシャル番組で放映中)
- 感動劇場!家族シネマ(TBSテレビ、不定期放送)
[編集] 御影屋聖
御影屋 聖(みかげや ひじり)とは、高須のペンネームである。もともとは実家の果物屋の屋号「御影屋」に由来するもので、「めちゃモテ」で使い始めた。
2005年4月7日に「サルヂエ」と「いきなり!黄金伝説。スペシャル」の放送時間がかぶったときは、サルヂエは通常とは違い「御影屋聖」、黄金伝説は通常通り「高須光聖」名義だった。
[編集] 「御影屋聖」名義の担当番組
- めちゃ2イケてるッ!
- オオカミ少年(TBSテレビ、浜田出演)
- ハナタカ天狗!!(TBSテレビ)
- 27時間テレビ(2004年、真夜中の大かま騒ぎなど)
- 新堂本兄弟(フジテレビ系、日曜夜23:15 - 23:45、「ガキの使い」と重なるためか)
- 豪快!御影屋(毎日放送)
[編集] これまでの担当番組
- 4時ですよ~だ(毎日放送、作家デビュー作品。ダウンタウンが司会)
- 夢で逢えたら(フジテレビ、1988年 - 1990年の深夜番組、ウッチャンナンチャンとの初仕事。この頃、東京・大阪を往復し、仕事をする)
- MBSヤングタウン(ダウンタウン出演の木曜日)
- EXテレビ(よみうりテレビ)
- 痛快!明石家電視台SP(毎日放送)
- ニュースステーション(2年間担当)
- ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーこれができたら100万円!!(テレビ朝日、1995年10月 - 2000年3月)
- 新ウンナンの気分は上々
- アフリカのツメ(よみうりテレビ、企画・原案を担当)
- ウンナンのホントコ!(TBSテレビ、2000年、「未来日記」などの構成)
- LOVE LOVEあいしてる(フジテレビ、1996年10月 - 2001年3月)
- ぷらちなロンドンブーツ (テレビ朝日)
- 人気者でいこう!(ABCテレビ、1997年4月 - 2001年9月、浜田出演)
- 一人ごっつ(1998年放送、松本出演)
- 松ごっつ(フジテレビ、1999年放送、松本ら出演)
- ダウンタウン・セブン(毎日放送)
- サイボーグ魂(TBS、2002年、松本が肉体改造)
- 松本・中居vs日テレ!(日本テレビ、2003年放送、2回放送された単発の特別番組)
- いろもん(日本テレビ)
- やりにげコージー(テレビ東京)
- 電波少年(日本テレビ、松本企画のSASUKE)
- ウンナンさん(TBSテレビ、2003年 - 2004年3月)
- 27時間テレビ(フジテレビ)
- 「疾風怒濤!!FNSの日スーパースペシャルXI真夏の27時間カーニバル~REBORN」(構成)、「FNSオールスターズ27時間笑いの夢列島」(構成)、「お笑い能力開発ゼミナール」(問題作成)、「FNS27時間テレビ楽しくなければテレビじゃないじゃ~ん!!」(構成)
- フードバトルクラブ(TBSテレビ、2001年4月 - 2002年1月、特別番組)
- 紅白歌合戦2002(NHK)
- WORLD DOWNTOWN(フジテレビ、2004年4月 - 9月放送)
- カスペ!「全国高校ウォーターボーイズ選手権」(2004年9月21日放送)
- ハッピーボーイズアワー!爆笑おすピー問題(フジテレビ系)
- 芸能界うんちく王決定戦(テレビ朝日)
- 第42回新春かくし芸大会2005(フジテレビ、2005年)
- ダウンタウンスペシャル
- かざあなダウンタウン
- 働けダウンタウン
- 発明将軍ダウンタウン
- 摩訶不思議 ダウンタウンの・・・!?
- ダウンタウン汁
- ダウンタウン也
- ダウンタウンの素
- ビレッジ吉本
- MBSヤングタウン(木曜日)
- モーニングビッグ対談
- 働くおっさん人形
- ダウンタウンのごっつええ感じ
[編集] 脚本
- 映画「未来日記」(原案・脚本)
- 映画「明日があるさ THE MOVIE」(脚本)
- DVD・ビジュアルバム「約束」「親切」「安心」(構成・演出、松本ら出演)
- ビデオ「頭頭」(脚本、松本人志プロデュース)
- テレビドラマ「明日があるさ」(日本テレビ系列、2001年4月 - 6月放送、浜田主演)
[編集] CM
[編集] 連載
[編集] 著書
- 『御影屋』(糸井重里、ウルフルズ、テイトウワ、近藤サト、電気グルーヴ、ダウンタウンなどとの対談集。ビクターブックス、1996年7月、ISBN 4893891170)
- 『友達(ツレ)』(書き起こしエッセー。竹書房、1996年6月、ISBN 4812401682)
- 『放送作家になろう!』(同文書院)
- 『放送室の裏』(松本との共著。ワニブックス、2003年7月26日、ISBN 4847015150)
- 『放送室 その2』(同上。TOKYO FM出版、2005年2月、ISBN 4887451199)
- 『放送室 その三』(同上、2006年4月22日、ISBN 488745158X)
[編集] 作詞
- 三瓶「SANPEI DAYS」
- ゲイシャガールズ(坂本龍一、ダウンタウン、テイトウワ、富家さとし)のアルバム「炎のおっさんアワー」に参加、イベントやライブなどもサポート。
- キンキキッズのアルバム「H」に収録されている「AOZORA」
[編集] 出典
- 高須にインタビュー - 「考える高校生のためのサイト『Mammo.tv』」公式サイト内の記事
- 御影湯 十回目 かわら長介さん - 公式サイト「御影屋」内の記事
[編集] 外部リンク
- 高須光聖オフィシャルウェブサイト「御影屋」 - 公式サイト
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