変則チェス
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変則チェス(へんそくチェス、Chess Variant)とは、チェスのルール・駒・盤を一部変更したチェスであり、フェアリー・チェス(妖精チェス)(Fairy Chess)とも呼ばれる。
以下の3種に分類できる。
- 通常と異なるルールを用いるもの(捕獲・移動・ゲーム目的等唐)
- 通常と異なる駒(ファアリー駒)を用いるもの
- 通常と異なる盤を用いるもの(大きさ、形状)
また、将棋、シャンチー(中国象棋)等も広義には変則チェスであるが、ここでは扱わない。
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[編集] ルールが異なるチェス
[編集] 初期配置が異なるチェス
- チェス960/フィッシャー・ランダム・チェス: 初期位置の1列目(白)と8列目(黒)を、ある条件の下にランダム化したもの。
- シャッフル・チェス: 初期位置の1列目(白)と8列目(黒)を、ランダムにしたチェス。2つのビショップは、異なる色のスクエアに置く。キャスリングはなし。
[編集] 特殊ルールによるチェス
- チェックレス・チェス: チェックメイト以外のチェックはしていけないルール。
- ルージング・チェス: (別名 ギブアウェイ・チェス、ミゼール・チェス)キングを含めてすべての駒を相手に取らせると勝ちになる。取れる駒がある場合は、取らなくてはいけない。ポーンがキングにプロモーションしても良い。
- スワップ・チェス: 通常の動きのほか、縦横斜めに接する自分の駒を入れ換えることができる。
- ライフル・チェス: 相手の駒を取った場合、必ず元の位置に戻る。
- バックランク・チェス: 相手のキングをメイトにすることではなく、自分のキングを相手の陣地(8列め)にたどりつかせることを目的とする。
- バグハウス、クレージーハウス: 持ち駒の概念を採用したチェス。
[編集] チェスからの発展
- アリマア: チェスの道具立てを用いて創作された新しいゲーム。
[編集] 用いる駒が異なるチェス
- カパブランカ・チェス: キューバの世界チャンピオン、ホセ・ラウル・カパブランカによって考案されたチェス。10×8または10×10の盤を用いる。
[編集] 用いる盤が異なるチェス
- コンパクト・チェス:6×6の盤で行うチェス。
- 三次元チェス:三次元の盤を用いて行うチェス。さまざまな種類が存在する。一例は、スタートレックに登場するTri-D Chess。
[編集] その他の変則チェス
The Chess Variant Pages には、様々な種類の変則チェスがまとめられている。
[編集] ソフトウェア
- Arena: チェス960は、対応しているエンジンを組み合わせることによりプレイすることができる。
- Shredder: 最新版では、チェス960に対応している。
- fritz 9: チェス960、ルージング・チェスがプレイできる。
- ChessV: 約30種類の変則チェスをプレイすることができる、フリーソフトウェア。
- チェス チャンピオンシップトーナメント(アンバランス): 通常のチェスの他、シャッフル・チェス、ライフル・チェス、スワップ・チェス、バックランク・チェス、ルージングチェスをプレイできる。
[編集] 関連項目
- 将棋類の一覧 日本の将棋及び外国の将棋類ほか
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