土屋隆夫
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土屋隆夫(つちや たかお, 1917年1月25日-)は日本の小説家、推理作家。
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[編集] 人物
文学への関心が高く、デビュー以来論理的な謎解きと文学性の融合を目指した作品を書き続けている。また、「芥川龍之介の推理」や「泥の文学碑」など、実在する文学者を題材とした作品もある。
[編集] 経歴
- 1949年、短編「『罪深き死』の構図」が雑誌『宝石』の100万円懸賞コンクールのC賞(短編部門)の1等になる。
- 1959年、『天国は遠すぎる』が第41回直木賞候補作になる(受賞作は渡辺喜恵子『馬淵川』と平岩弓枝「鏨師」)。
- 1963年、『影の告発』が第16回日本推理作家協会賞を受賞。
- 2002年、第5回日本ミステリー文学大賞を受賞。
[編集] 作品
[編集] 長編
- 『天狗の面』(1958年)
- 『天国は遠すぎる』(1959年)
- 『危険な童話』(1961年)
- 『影の告発』(1963年)
- 『赤の組曲』(1966年)
- 『針の誘い』(1970年)
- 『妻に捧げる犯罪』(1972年)
- 『盲目の鴉』(1980年)
- 『不安な産声』(1989年)
- 『華やかな喪服』(1996年)
- 『ミレイの囚人』(1999年)
- 『聖悪女』(2002年)
- 『物狂い』(2004年)
[編集] 短編
- 「『罪深き死』の構図」
- 「芥川龍之介の推理」
- 「泥の文学碑」
- 「深夜の法廷」
[編集] 評論
- 『推理小説作法』