吹けば飛ぶよな男だが
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吹けば飛ぶよな男だが(ふけばとぶよなおとこだが)は、1968年に松竹で制作、公開された映画。チンピラ、ヤクザ、家出娘などいわば社会の最下層に生きる人々の美しい愛情を描いてキネマ旬報ベストテン第10位に輝いた小品。
[編集] ストーリー
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
チンピラヤクザのサブは、頭の弱い家出少女の花子を誘惑し、強姦シーンを撮影しようとするが、必死に拒む姿を見かねて、仲間を裏切り、花子と逃走する。やがて、ソープランドで働くこととなった花子は、サブの子ではない子供を妊娠してしまう。あれたサブはけんかを起こし、逮捕されてしまう。拘置所に面会に来た花子にサブは許しをこい、将来を誓い合う。しかし、出所したとき、花子はサブを心配するあまり流産し、衰弱死してしまっていた。サブは花子の墓前でまともに生きることを誓い、船で南方へ旅発つ。