南日本新聞
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南日本新聞(みなみにっぽんしんぶん)は、南日本新聞社が編集・発行する鹿児島県の地方新聞である。配達地域に応じて1日に2回(朝・夕刊セット)と1日に1回(朝刊単独)発行の地域がある。(夕刊の発行地域:鹿児島、指宿、南さつま、薩摩川内各市とその周辺地域)
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[編集] 沿革
『南日本新聞の歩み』による
- 1881年(明治14年) 「鹿児島新聞社」設立
- 1882年(明治15年)2月10日 創刊号発行
- 1889年(明治22年) 政治団体・鹿児島同志会の機関誌となる。
- 1942年1月31日 鹿児島朝日新聞社と合併。「鹿児島日報社」となる。(国策による合併)
- 1942年2月11日 「鹿児島日報」第1号を発刊。
- 1946年2月11日 「南日本新聞社」に社名変更。題字が「南日本新聞」となる。
[編集] 発行部数
約40万部で、鹿児島県下におけるシェアは高く、他の全国紙及び「鹿児島新報」(2004年5月休刊)の合計より大きく引き離す。販売エリアは主に鹿児島県と宮崎県。
[編集] 提携通信社等
[編集] 永年連載される項目
- 『南風録』:朝刊一面の下に毎日掲載されるコラム。論説委員などがローテーションで担当している。但し、同社の論説委員の多くは取材部門の部長、副部長、支局長級の記者によって構成されており、『南風録』の多くは、彼ら兼任論説委員が、取材や原稿チェックの合間に執筆していることが多いとされる。題材は時事問題から日常の風景等の多岐に亘り、鹿児島県内では朝日新聞の天声人語よりも各方面への論調に強く影響する場合が多い。過去には中学・高校入試の国語の問題文にされる事もあった。
- 黒ヂョカ:読者のユーモア溢れるこぼれ話を県内各地の支社、支局長、地域報道部記者らが構成して伝える人気連載。
- 薩摩狂句:南日本放送等と同様に、永年に亘り読者から薩摩狂句の投稿作品を募集し、佳作を撰者が講評している。
- おくやみ広告:鹿児島県内では一般家庭も含めて、死亡及び告別式の御知らせの広告を同紙へ掲載するのが一般的である。
[編集] ラ·テ欄
- 同新聞では鹿児島県所属の離島地域(奄美群島など)の新聞配達が昼から翌日の早朝になること、また沖縄県内のテレビが視聴できることなどを考慮して、朝刊では最終面(休刊日は中面)の県内の当日のテレビ番組欄とは別に、第2テレビ面(ラジオと隣県のテレビ番組を掲載)内に、翌日1日分(休刊日は翌々日も)の鹿児島県と沖縄県のテレビ番組欄を掲載している。
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- 第1テレビ欄→当日の鹿児島のテレビ番組·NHK衛星第一·NHK衛星第二
- 第2テレビ欄→当日の鹿児島及び宮崎のラジオ、当日の短波ラジオ、当日の宮崎·熊本のテレビ、翌日の鹿児島·沖縄のテレビ、当日のBSデジタル放送、明日のNHK衛星第一及びNHK衛星第二
表記は新聞上で掲載されている形である(・印の左側は実際は黒の長方形で囲んである)。1994年頃は略称表記のみであった。
[編集] 収録テレビ局
- 鹿児島県内
- ※第1・2テレビ面ともフルサイズ掲載
- ※第1テレビ面に当日分、第2テレビ面に翌日分掲載
- NHK鹿児島放送局総合テレビ(デジタル3)
- NHK鹿児島放送局教育テレビ(デジタル2)
- MBC・南日本放送(デジタル1)
- KTS・鹿児島テレビ(デジタル8)
- KKB・鹿児島放送(デジタル5)
- KYT・鹿児島読売テレビ(デジタル4)
- 鹿児島県外
- ※第2テレビ面(当日分)のみハーフサイズ掲載
- MRT・宮崎放送(デジタル6)
- UMK・テレビ宮崎(デジタル3)
- RKK・熊本放送(デジタル3)
- 阿蘇中継局のチャンネルは5chと掲載されてあるが、実際は17ch。
- TKU・テレビ熊本(デジタル8)
- KKT・くまもと県民(デジタル4)
- KAB・熊本朝日(デジタル5)
- ※第2テレビ面(翌日分)のみハーフサイズ掲載。チャンネル案内はなし。
- 衛星放送
- ※全てハーフサイズ掲載
- ※第1テレビ面に当日分、第2テレビ面に翌日分掲載
- ※第2テレビ面(当日分のみ)
[編集] 収録ラジオ局
- MBC・南日本
- NHK・第一
- NHK・第二
- NHK・FM
- ミュー・FM鹿児島
- フレンズ・FM762
- 鹿児島県内のコミュニティ放送局では唯一の掲載。
- MRT・宮崎
- JOY・FM宮崎
- ※2005年2月12日付までは「JOMU・FM宮崎」。3/4のサイズでの掲載。
- WINJ・デジタル衛星放送
- ※1/4のサイズでの掲載。
- 週間番組表
- 鹿児島県内の県域FM局とフレンズFMのみで、日曜日の朝刊に掲載。NHK-FMはサイズが大きくクラシック番組の演奏順も判るようになってあるが、フレンズFMは番組名がわかる程度のサイズである。
[編集] ラ・テ欄に関する備考
- 誤植が過去数回ある。2003年6月30日のテレビ欄は前年同日(つまり2002年6月30日)の番組内容を誤植した他、鹿児島放送で放送されていたまもって守護月天!の表記を『GETTEN』としたこと、などがある。
- 1988年当時は最終面に宮崎・熊本民放の番組欄を掲載していた。
- 2004年6月1日付から深夜番組欄が現在のサイズに拡張された。
- 2006年12月1日付から鹿児島・宮崎・熊本・沖縄のチャンネル案内にリモコンキーIDが表記されている。
[編集] アラカルト
- 社会面に掲載される4コマ漫画「あんずちゃん」はモノクロでの収録である(熊本日日新聞はカラー掲載である)。
[編集] 南日本新聞社
南日本新聞社 (みなみにっぽんしんぶんしゃ)は、九州の大手の新聞社の1つで、1日に2回(一部の地域には1回)発行される南日本新聞の他、各種情報誌を制作し配布している。
[編集] 支社・支局
支社支局として、東京・大阪・福岡・宮崎及び鹿児島県内各地に25の支社支局がある。
[編集] 外部リンク
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