化学防護車
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化学防護車 | |
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基礎データ | |
全長 | 6.10 m |
全幅 | 2.48 m |
全高 | 2.38 m |
重量 | 14.1 t |
乗員数 | 4 名 |
装甲・武装 | |
装甲 | |
主武装 | 12.7mm重機関銃M2×1 |
副武装 | |
機動力 | |
速度 | 95 km/h |
エンジン | いすゞ 10PBI 4ストロークV型10気筒 液冷ディーゼル 305hp/2,700rpm |
懸架・駆動 | |
行動距離 | 500 km |
化学防護車は、82式指揮通信車をベースに、化学テロ等で汚染された地域での活動を目的として開発された車両である。1987年(昭和62)に制式採用され、主に陸上自衛隊の第101化学防護隊(大宮駐屯地)、各師団および旅団内の化学防護小隊などに配備されている。小松製作所製造。
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[編集] 特徴
各部の密閉度を上げ、また空気浄化装置が取り付けられている為、防護服などを着用すること無く放射線の測定や毒ガスの検知が可能になっている。また、放射線測定器やガス検知器などに加え、車体後部にはマニピュレーターが備えられており、車内から、汚染された土壌のサンプルを採取できる。ただし、総重量が82式指揮通信車に比べて重くなった為、最高速度が低くなっている。固有武装の12.7mm重機関銃M2は本車両の性格上、73式装甲車にも採用された車内から操作が可能なリモコン式である。
東海村臨界事故での教訓から新たに中性子防護板が開発され、原子力災害での出動の際など必要に応じて取り付けることが出来る。又、平成11年度以降に取得した車両は化学防護車(B)となり、車体側面に装備していた風向センサーが起倒式になり、車体後部天井に置かれている。
[編集] 出動実績
これまでの活動は主に第101化学防護隊(大宮駐屯地)により行われている。本車両は、1995年に発生したオウム真理教による地下鉄サリン事件に初めて出動し、物質特定など成果をあげた。東海村臨界事故の際は現場近くに待機したが、実際には化学防護車を使用した活動は行われてはいない。
[編集] 後継車両
現在、化学防護車及び生物偵察車の後継としてNBC偵察能力を大幅に高めたNBC偵察車と呼ばれる車両を開発中であり、将来装輪戦闘車両との基盤技術の共通化が図られる。
[編集] 登場作品
- 『ガメラ2 レギオン襲来』- 北海道 に落下した隕石(レギオン)の調査に出動。又、札幌の地下鉄から群体レギオンが出現した時にも出動している。
- 『ゴジラ×メカゴジラ』- 物語冒頭で千葉県館山で行われた特生自衛隊の任務支援に登場。
- 『ULTRAMAN』
- 『MEMORIES』 - 大友克洋監修のアニメ映画、『最臭兵器』に登場。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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