加藤和宏 (JRA)
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加藤 和宏(かとう かずひろ、1956年3月4日 - )は、北海道出身、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンター所属の元騎手で、現在は調教師である。騎手時代は二本柳俊夫厩舎に所属していた。息子の加藤士津八もJRA所属の騎手である。高崎競馬に所属していた騎手加藤和宏は同姓同名の別人である。
日本ダービーの優勝騎手インタビューで、嬉しさのあまり「ゆかりちゃん(夫人の名)、やったよ!」と叫んだエピソードがある。
[編集] シリウスシンボリと加藤
シリウスシンボリの馬主であった和田共弘は、クラシックを当初の主戦騎手であった加藤から岡部幸雄への乗り替わりを求めたが、二本柳はこれを拒否。和田オーナーは畠山重則厩舎へ転厩させたが、これが厩務員組合を巻き込む騒動となった。結局、二本柳厩舎に戻り、日本ダービーは加藤が騎乗して優勝したのである。ダービー優勝によって円満解決になると思われたが、この後シリウスシンボリは菊花賞に向かわず約2年にわたって欧州遠征をすることになった。この遠征では加藤は騎乗していない。
[編集] 騎手成績
- 通算成績
- 平地(JRA) 6462戦601勝
- 平地(地方) 83戦7勝
- 障害 14戦3勝