加田屋川
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加田屋川(かたやがわ)は主にさいたま市見沼区内を流れる準用河川である。
見沼区堀崎町付近に流れを発し、緑区で芝川と合流する。通常河川は下流に行くほど周辺地域は都市化するものだが、加田屋川の場合、堀崎町(以上は暗渠)から同区内東宮下付近までは住宅街や団地内を通り、コンクリートで固められた水路のような都市河川なのだが、東宮下付近から下流の膝子、染谷、片柳などは見沼田圃とよばれる広大な緑地保存区域となっており、河川の見た目は田畑の中を流れる小川のようである。しかし水質は、かつてはウナギもいたという清流だったが上流の宅地化や団地の建設により下水が流入、劇的に悪化し、周囲に異臭がするほどの甚だ悪いものとなっている。現在は下水道も普及し加田屋川への汚水流入は減少したが、清流を取り戻すには遠く至っていない。付近は首都圏に稀有な緑地帯なのだが、市街地に近いため不法廃棄物も多く、川への投棄もみられる。河川名の由来は、この付近の見沼田圃は江戸の加田屋助右ェ門が開発した町人請負新田であり、もと見沼の一部、入江沼であったことから入江新田と呼ばれたが後に加田屋新田と呼ばれるようになったためである。
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