全日本学生音楽コンクール
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全日本学生音楽コンクール(ぜんにっぽんがくせいおんがく- 、1947年 - )は、毎日新聞社が主催している音楽コンクール。1947年に同新聞社が創設した。
目次 |
[編集] 概要
通称「学生音コン」とも呼ばれる。部門はヴァイオリン、ピアノ、声楽、フルート部門に分かれている。また、部門内でも年齢別に分けられている。小学4年~6年(小学校の部)、中学1年~3年(中学校の部)、高校1年~3年(高校の部)、大学1年~年齢制限あり(大学・一般の部)。(フルート部門は中学校と高校の部のみ。また大学・一般の部は声楽部門のみに設けられており、ほかの部はない。)審査はそれぞれの部門(部)別に行う。全国大会出場者のレベルは高いといわれ、どの演奏にも甲乙付け難く、一位のみが決定される。
[編集] 審査
当コンクールは、地区予選、地区本選、そして全国大会と分かれている。地区予選と地区本選の開催場所は東京・名古屋・大阪・福岡・北海道(ピアノ部門のみ)の各地で行われる。
[編集] 地区予選
多くの参加者の中から、10名程度選出される。 地区予選はこれの通過者が、地区本選に出場できる。
[編集] 地区本選
地区本選は、全国大会へ出場する者の代表選考会にあたる。一位~三位と奨励賞が審査員の審査によって決められる。 全国大会の参加者は、地区によって毎年一定人数が振り分けられる。
[編集] 全国大会
先述した大会で選ばれた各地の一位入賞者の中で全国一位を決める。ちなみに、高校の部声楽部門一位には、翌年3月に阪神甲子園球場で行われる選抜高等学校野球大会開会式で国歌「君が代」を独唱する権利が与えられる。
[編集] 課題曲
それぞれの部門(部)別に、課題曲がある。年毎に難易度と傾向が大きく変動するので、事前に予想することは困難である。
[編集] 歴史
- 1947年(第1回) 東京、大阪の2会場においてピアノ、ヴァイオリン(小・中・高校)、独唱(高校)、合唱(小・中・高校)の4部門で開催される。
- 1949年(第3回) 西部(九州地区)大会が新設される。
- 1965年(第19回) 全国大会が初めて公開で演奏される。
- 1966年(第20回) 全国大会で録音によるNHK放送審査から公開の実演演奏審査に移行する。
- 1980年(第34回) 第1回東海(現名古屋)大会開催(予選のみ)。
- 1984年(第38回) 東海大会が大阪大会から独立し本選を行う。
- 1988年(第42回) フルート部門高校の部が新設された(ただし、東京と名古屋大会で予選と本選のみ開催)。
- 1989年(第43回) フルート部門が東京、大阪、名古屋、九州4地区で開催され、全国大会も行われた。全国大会ピアノ部門最優秀者に「野村賞」、ヴァイオリン部門最優秀者に「兎束賞」が新設された。
- 1993年(第47回) バイオリン部門最優秀者に「東儀賞」が贈られる。ピアノ部門小学校の部の参加資格が4年生以上に改正される。
- 2005年(第59回) ピアノ部門に「井口愛子賞」が新設される。