佐野洋
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佐野 洋(さの よう、1928年- )は日本の 推理作家、評論家。本名は丸山一郎。東京都大森出身。旧制府立一中を経て、旧制一高に首席合格、東京大学文学部心理学科卒業。読売新聞社に入社。当初兼業作家だったため、ペンネームは「社の用」にかけて付けた。最も好きな推理作家として英国のアンドリュー・ガーヴの名を挙げている。
実弟の丸山昇は中国文学者で東京大学名誉教授。兄弟ともに日本共産党の支持者として知られる。
[編集] 略歴
- 1958年 - 『週刊朝日』と『宝石』の共催コンクールで短編『銅婚式』が入選しデビュー。
- 1964年 - 長編『華麗なる醜聞』で第18回日本推理作家協会賞受賞。
- 1997年 - には推理文壇への貢献を讃えられ、日本ミステリー文学大賞受賞。
[編集] 作品リスト
[編集] 長編
- 一本の鉛
- 透明受胎
- 第六実験室
- 蜜の巣
- ひとり、そしてそれだけ
- 二人で殺人を
- 秘密パーティ
- 人面の猿
- 賭の季節
- 壁が囁く
- しかし殺人は……
- 光の肌
- 牧場に消える
- 華麗なる醜聞(日本推理作家協会賞受賞)
- 卑劣な耳
- 死んだ時間
- 轢き逃げ
- 檻の中の被害者
- 私兵刑事
- 盗まれた嘘
- 情事の事情
- 直線大外強襲
- 禁じられた手綱
- 蹄の殺意
- 完全試合
- 正義同盟
- 赤外音楽 (1975年にNHK少年ドラマシリーズでドラマ化されている)
- 2 (S+T) の物語
- 十番打者
- 重い札束
ほか短編集、評論など多数。