ワンハンドバックブリーカー
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ワンハンドバックブリーカーはプロレス技のひとつ。
ヘッドロックをかけられた状態で相手の腰に手を回して両手をクラッチし、バックドロップを打つように上方に持ち上げてからクラッチを解き片ひざ立ちになりつつ、水平になった相手の身体を自分の前方に落とす。その際に相手の背中を自分の膝(腿)の上に叩きつけるようにする。最終的には片手で相手を抱えるようになることから、この名称がついた。
創始者は人間風車ビル・ロビンソン。藤波辰爾もドラゴンバックブリーカーと称して同じ技を使っていたことがある。
非常にタイミングの難しい技であり、そのためビル・ロビンソン以外の使い手もほとんど存在しない。アルゼンチンバックブリーカーやカナディアンバックブリーカーが典型的なパワータイプの技であるのに対して、ワンハンドバックブリーカーは典型的なテクニック系の技であるといえるだろう。
体重の重いレスラー達を相手にこの技を多用すると、膝に負担がかかる。ビル・ロビンソンはこの技を多用したために選手生命を縮めたといわれるが、満足に立ち上がれないほど膝を痛めながらも、アブドーラ・ザ・ブッチャーにこの技を決めたこともある。