ロイ・オズワルト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
男子 野球 | ||
金 | 2000 | 野球 |
ロイ・エドワード・オズワルト(Roy Edward Oswalt、1977年8月29日 - )はアメリカ合衆国ミシシッピ州ウィア出身のメジャーリーグ、ヒューストン・アストロズの投手。183cm、84kg。右投げ右打ち。
1996年、ホームズ・コミュニティ・カレッジ一年生時にアストロズにドラフト23巡目(全米683位)指名され1年後に入団。2000年のシドニー・オリンピックではトミー・ラソーダ率いる代表チーム入り。準決勝の韓国戦2試合に先発し、自身に勝ち負けはつかなかったものの合計13回で防御率1.38。アメリカ代表チームの金メダルに貢献した。2001年5月6日メジャーデビュー。リリーフで8試合2勝1敗、防御率1.93の成績を残して先発入り。20試合で12勝2敗、防御率2.82の好成績を出すも、新人王投票ではアルバート・プーホルスに敗れ2位。2003年6月11日には1イニングを投げ、右足付け根を痛め降板。史上初の『6投手によるノーヒット・ノーラン』のきっかけを作った。2004年・2005年は共にナショナル・リーグ最多の35試合に先発し、2年連続20勝を記録。2006年は打線の援護を受けられず勝ち星は伸びなかったものの、防御率2.98で最優秀防御率を獲得した。
打者の手元で素晴らしい伸びを見せるフォーシーム、パームのような握りからの鋭い縦のカーブ、スピンの効いたスライダー、それらとの球速差を生かすチェンジアップを主な武器とし、打者をねじ伏せる迫力のある投手。また内外角の高低へのコントロールも良い。
ロジャー・クレメンス、アンディ・ペティットというメジャー史に残る大投手と共に先発陣を形成し、かつその中で2年連続開幕投手として実質上のエースとして投手陣を引っ張っている。
2006年は、際どい争いを制し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。
[編集] 年度別成績
年度 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | イニング | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
2001 | HOU | 14 | 3 | 2.73 | 28 | 20 | 0 | 141.2 | 126 | 48 | 43 | 13 | 24 | 144 |
2002 | HOU | 19 | 9 | 3.01 | 35 | 34 | 0 | 233.0 | 215 | 86 | 78 | 17 | 62 | 208 |
2003 | HOU | 10 | 5 | 2.97 | 21 | 21 | 0 | 127.1 | 116 | 48 | 42 | 15 | 29 | 108 |
2004 | HOU | 20 | 10 | 3.49 | 36 | 35 | 0 | 237.0 | 233 | 100 | 92 | 17 | 62 | 206 |
2005 | HOU | 20 | 12 | 2.94 | 35 | 35 | 0 | 241.2 | 243 | 85 | 79 | 18 | 48 | 184 |
2006 | HOU | 15 | 8 | 2.98 | 33 | 32 | 0 | 220.2 | 220 | 76 | 73 | 18 | 38 | 166 |
Total | 6年 | 98 | 47 | 3.05 | 188 | 177 | 0 | 1201.1 | 1153 | 443 | 407 | 98 | 263 | 1016 |