リュトガー・ザフランスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リューディガー・ザフランスキー(Rüdiger Safranski、1945年1月1日- )はドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州のロットヴァイルの生まれのドイツの哲学的な著述家である。
目次 |
[編集] 生涯
ザフランスキーは1965年から哲学・歴史・文化史をフランクフルト・アム・マインにおいてテオドール・アドルノの元で学び、のちにベルリンに移った。ベルリン工科大学で1972年から77年まで助手としてドイツ文学の領域で働き、1976年に「ドイツ連邦共和国における労働者文学の発展についての研究」で学位を取得。その後は、月刊誌「ベルリーナー・へフト」の共同編集者の1人として、後に主幹として働く。1977年から1982年には成人教育の講師も勤め、1987年からはベルリンでフリーライターとして活動している。ショーペンハウアー、ニーチェ、ハイデッガーに関する著作が大半である。
ザフランスキーは、1944年からPENセンターのメンバーで、2001年からはダルムシュタットのドイツ言語と文学のアカデミーの一員でもある。2002年からはペーター・スローターダイクと組んで、ZDFの番組として2ヵ月に1回放送のトークショー番組「ドイツ哲学カルテット」に出演している。
[編集] 受賞歴
- 1995年 - フリードリッヒ・メルカー賞(Friedrich-Märker-Preis) - エッセイにより
- 1996年 - ヴィルヘルム・ハインゼ賞(Wilhelm-Heinse-Medaille)- マインツ学術文学アカデミーから
- 1998年 - エルンスト・ロベルト・クルティウス賞(Ernst-Robert-Curtius-Preis)
- 2000年 - フリードリッヒ・ニーチェ賞(Friedrich-Nietzsche-Preis) - ザクセン・アンシュタルト郡から
- 2003年 - フレデリコ・ニーチェ国際賞(Premio Internazionale Frederico Nietzsche)
- 2005年 - ライプチッヒ書籍見本市賞(Preis der Leipziger Buchmesse) - 専門書・エッセイ部門
- 2006年 - フリードリッヒ・ヘルダーリン賞(Friedrich-Hölderlin-Preis) - バート・ホンブルク市から
[編集] 著作
- E.T.A. Hoffmann. Das Leben eines skeptischen Phantasten. München u. a.: Hanser. 1984. ISBN 3-446-13822-6
- Schopenhauer und die wilden Jahre der Philosophie. Eine Biographie. 2. Aufl. München u. a.: Hanser. 1988. ISBN 3-446-14490-0
- Wieviel Wahrheit braucht der Mensch? Über das Denkbare und das Lebbare. München u. a.: Hanser. 1990. ISBN 3-446-16045-0
- Ein Meister aus Deutschland. Heidegger und seine Zeit. München u. a.: Hanser. 1994. ISBN 3-446-17874-0
- Das Böse oder Das Drama der Freiheit. München u. a.: Hanser. 1997. ISBN 3-446-18767-7
- Friedrich Nietzsche. Biographie seines Denkens. ´München u. a.: Hanser. 2000. ISBN 3-446-19938-1
- Wieviel Globalisierung verträgt der Mensch? München u. a.: Hanser. 2003. ISBN 3-446-20261-7
- Friedrich Schiller oder die Erfindung des Deutschen Idealismus. München u. a.: Hanser. 2004. ISBN 3-446-20548-9
- Schiller als Philosoph - Eine Anthologie. Berlin 2005, wjs-Verlag, ISBN 3-937989-08-0