リットン調査団 (お笑いコンビ)
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リットン調査団( -ちょうさだん、1986年1月 - )は吉本興業所属のお笑いコンビである。
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[編集] プロフィール
[編集] 概要
2人とも桃山学院大学出身。水野が自ら立ち上げたプロレス研究会で2人は出会う。
水野は大学卒業後、お笑い芸人を志し、藤原を誘い1986年(昭和61年)1月にコンビ結成。2丁目劇場のオーディションを受け、プロの芸人となる。同期の芸人は木村祐一、東野幸治(非NSC組であり、4期生の後輩、5期生の先輩に当たる)。1990年代では、かざあなダウンタウンなどダウンタウンの深夜番組などでよくテレビ出演を行い、松本人志とも親交がある。だが、そのダウンタウン番組などで共演していた、同期で当時無名だった木村祐一、東野幸治らが全国区で知名度を広げていく一方、リットン調査団は知名度を広げることはあまり無かった。
心斎橋筋2丁目劇場の後期では「ミスターX」の名で活動していた。コンビ歴は長いが、「永遠の若手芸人」と呼ばれている。しかし水野は現在水野キングダムという冠番組が2006年10月3日から、放送されている。リットン調査団は東京のルミネtheよしもとをメインに活動しており、新喜劇では石田靖率いる「石田班」に所属する。アニメ、プロレス等を題材とした非常に難解なコントを繰り広げ、それ故に表舞台に立てずにいるが、。反面コアなファンを多く持ち、「裏(地下)お笑い界の帝王」の異名を持つ。
[編集] 名称
リットン調査団の名称は、1931年に起きた満州事変で国際連盟から満州国の調査を命ぜられたイギリスのヴィクター・リットン卿を団長とする「国際連盟日華紛争調査委員会」より出された調査団の通称を元にして桃山学院大学の、プロレス研究会の同級生が名づけた。しかし、水野と藤原、及び他のメンバーとリットン卿率いる調査団及び調査団のメンバーにはまったく関係はない。
[編集] ファミリー
リットン調査団は彼らを師とあがめる芸人たちによって「リットン・ファミリー」と呼ばれるグループを形成している。ファミリーの全貌は明らかになっていないが、2003年6月19日に朝日放送で放送された「ナンバ壱番館」の「リットン・ファミリー特集」においてバッファロー吾郎、ケンドーコバヤシ、笑い飯、千鳥、友近、山里亮太(南海キャンディーズ)、レイザーラモン、ネゴシックス、なだぎ武(ザ・プラン9)、土肥ポン太、野性爆弾、天津、けもの道、べっぴん山、中山功太の存在が確認されている。
「リットン・ファミリー」の特徴として、ファミリーに属する芸人の多くがプロレスラーのモノマネや下ネタなど、あまり一般には評価されない芸を得意にしていることが挙げられる。これについて2005年2月19日に放送された「めちゃ²イケてるッ!」の「笑わず嫌い王決定戦」にバッファロー吾郎が登場した際、岡村隆史(ナインティナイン)が「男子(男性ではない)受けする芸風」と形容した。それ以外にも友近やネゴシックス、南海キャンディーズなど独特のセンスを持つ芸人が多いため、流行に左右されない独自路線を進むマニアックな芸人をファミリーの如何にかかわらず「リットン・ファミリー(のようだ)」と呼ぶこともある。
その特異性ゆえに「売れない落ちこぼれの集まり」と認識されていた「リットン・ファミリー」だが、M-1グランプリにおいて笑い飯や千鳥、南海キャンディーズが決勝に残ったことから注目されるようになった。近年は友近、ネゴシックス、レイザーラモンの活躍によって関西のお笑い界では一大勢力になりつつある。
2005年10月24日にテレビ朝日で放送された「アメトーク」ではバッファロー吾郎を中心とした「バッファロー・ファミリー」として、ケンドーコバヤシ、笑い飯、南海キャンディーズ、レイザーラモンが登場したが、これは「リットン・ファミリー」の内部組織である。
[編集] テレビ出演
- 4時ですよーだ
- かざあなダウンタウン(レギュラー出演)
- ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!
- 摩訶不思議ダウンタウンの…!?
- わらいのじかん
- 松本紳助
- やりにげコージー
- 水野キングダム (※水野のみ) - 東京MXテレビにて2006年10月3日午後11時から放送する番組。初の冠番組で、10月1日に行われた製作発表記者会見では、番組内での国王の衣装で会見に臨み、震えながら「タナからボタモチ、果報は寝て待てでもいい。これほど苦節という言葉の似合う国王はいない」と語った。
[編集] 受賞歴
- 今宮子供えびすマンザイ新人コンクール/第9回(1988年(昭和63年))こども大賞