リチャード・アッテンボロー
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リチャード・アッテンボロー CBE(Richard Samuel Attenborough /Baron Attenborough CBE, 1923年8月29日 - )はイギリスのイングランド・ケンブリッジ生まれの映画監督・俳優。動物学者でプロデューサーのデイビッド・アッテンボローの長兄にあたる。
ロンドンの王立演劇学校で学び、1942年にデビュー。『大脱走』などの脇役で知られるようになるが、1960年代からは監督業・プロデュース業にも乗り出し、1982年に監督した『ガンジー』ではアカデミー監督賞を受賞した。近年では『ジュラシック・パーク』の実業家ジョン・ハモンド役が記憶に新しい。
1945年1月22日に女優のシーラ・シムと結婚し、現在までに3人の子供をもうけている。
1967年に大英帝国勲章を授与された。1976年にはナイトの称号を受け、1993年には一代貴族ともなっている。
2002年10月には、英国映画協会内に創設された「チャップリン研究財団」の初代総裁に就任している。
2004年12月26日、タイ王国のプーケットで休暇中だった親族がインドネシア・スマトラ島大震災・大津波の津波で被災した。この事故で、アッテンボローの長女ジェーンの次女、ルーシー(当時14歳)が死亡したほか、ジェーン本人とその同名の義母ジェーン・ホーランドが行方不明。また、ジェーンの長女アリス(当時17歳)が負傷。夫のマイケル・ホーランド、長男のサムは無事とされている。 [1]
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[編集] 作品
[編集] 出演作品
- イン・ウィッチ・ウィ・サーヴ In Which We Serve (1942年)
- ブライトン・ロック Brighton Rock (1947年) - 1998年英国映画協会発表のベスト100の映画で15位
- 紳士同盟 The League of Gentlemen (1959年)
- 大脱走 The Great Escape (1963年)
- 飛べ!フェニックス The Flight of the Phoenix (1965年)
- 10番街の殺人 10 Rillington Place (1971年)
- ジュラシック・パーク Jurassic Park (1993年)
- 34丁目の奇跡 Miracle on 34th Street (1994年)
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク The Lost World: Jurassic Park (1997年)
[編集] 監督作品
- 素晴らしき戦争 Oh! What A Lovely War (1969年)
- 戦争と冒険 Young Winston (1972年)
- 遠すぎた橋 A Bridge Too Far (1977年)
- マジック Magic (1978年)
- ガンジー Gandhi (film) (1982年)
- コーラスライン A Chorus Line (1985年)
- 遠い夜明け Cry Freedom (1987年)
- チャーリー Chaplin (1992年)
- 永遠の愛に生きて Shadowlands (1993年)
- ラブ・アンド・ウォー In Love and War (1996年)
- グレイ・オウル Grey Owl (1999年)
[編集] 外部リンク
- University of Sussex media release about Lord Attenborough's election as Chancellor, dated Friday, March 20, 1998