ユーコン準州
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カナダ > ユーコン準州
- ユーコン準州
- Yukon
-
(準州旗) (準州章) - モットー: なし
-
基本データ 準州の花 ヤナギラン
(Fireweed)準州の木 サバルパイン・ファー
(Subalpine Fir)準州の鳥 ワタリガラス 準州都 ホワイトホース 最大の都市 ホワイトホース 準州の公用語 英語、仏語 面積
- 総計
- 陸地
- 水域(割合)
最高標高(国内第9位)
482,443 km²
474,391 km²
8,052 km² (1.7%)
5,959 m人口(2006年)
- 総計
- 人口密度(国内第12位)
31,229 人
0.06 人/km²GDP(2005年)
- 州合計
- 1人当たり(国内第12位)
15億2,200万カナダドル
4万9,097カナダドル連邦政府加入
- 順番
- 加入年月日
9番目
1898年6月13日時間帯 太平洋標準時(PST、UTC-8)
太平洋夏時間(PDT、UTC-7)略称
- 郵便
- ISO 3166-2
- 郵便番号
YT
CA-YT
Y公式サイト www.gov.yk.ca 行政 コミッショナー ジェラルディン・ビバー
(Geraldine Van Bibber)準州首相 デニス・フェンティー
(Dennis Fentie:ユーコン党)カナダ議会
-下院議席数
-上院議席数
1
1
ユーコン準州(英:Yukon Territory、仏:Territoire du Yukon)は、カナダの準州の一つ。準州都はホワイトホース。
準州の形は、概ね直角三角形をしており、西側はアメリカのアラスカ州と、東側はノースウェスト準州と、南側はブリティッシュコロンビア州とそれぞれ州境を接している。また、北部の海岸はボーフォート海に面している。カナダ最高峰のローガン山(標高5,959m)が、この準州の南西部にある。
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[編集] 歴史
[編集] 地理
カナダ最高峰のローガン山およびこの準州の南西部はクルアニ国立公園・保護区になっており、そこは世界遺産に登録されている。 また、ユーコンの北部では夏至には一晩中太陽が沈まない白夜がある。
島:ハーシェル島
[編集] 主要な都市
など。
[編集] 政治
他の準州とは違って、他のカナダの州と同じようにユーコン準州の一議院制の議会は政党制をとっている。準州には州と違い女王の名代である副総督がおらず、その代わり正式な名代ではないが同等の権威を持つコミッショナーがいる。
[編集] 経済
主な産業は、鉱業で鉛、亜鉛、銀、金、銅などを産する。 この準州の成立は、有名な1890年代のクロンダイクのゴールドラッシュに負うところがおおい。カナダの連邦政府は、1870年にハドソン湾会社からこの地域を買収すると、一攫千金を求めてやってきた探鉱者の作った地方政府の要求に応じ、1898年にノースウエスト準州からこの準州を分離独立させた。
また近年、観光産業も盛んである。
[編集] 交通
ゴールドラッシュ以前も以後もユーコン川が交通の基本路となっていた。1950年代までは川船が主要交通であった。ほとんどがホワイトホースからドーソン・シティへの定期便であったが、中にはアラスカからベーリング海へ抜けるものもあった。ホワイトホースからアラスカ州スカグウェイ(Skagway)へ通じる狭軌鉄道(ホワイト・パス及びユーコン線)もあったが、1980年代に運行を停止。現在は観光用に夏期のみ運行している。
現在では自動車が主要交通手段で、ホワイトホースを通る「アラスカ・ハイウェイ(Alaska Highway)」、スカグウェイからドーソンまで行く「クロンダイク・ハイウェイ(Klondike Highway)」などがある。
航空路については、ホワイトホースに国際空港があるほか、どの町にも小さな飛行場があり、小型チャーター航空産業が観光や鉱業用途で栄えている。
- 鉄道
- ホワイト・パス及びユーコン線(White Pass and Yukon Route)
- 州内の空港
- ホワイトホース国際空港(Whitehorse International Airport、IATA空港コード: YXY、ICAO空港コード: CYXY)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- カナダの州
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