モザイクな夜V3
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モザイクな夜V3(もざいくなよる ぶいすりー)は、北海道テレビ放送で1995年7月から1996年9月まで放送されていた深夜番組。月曜日から木曜日までの週四日間放送されていた。(元々は「モザイクな夜」という番組名で1993年10月から放送開始していて、仮面ライダーV3を模してV3を足した番組名になった)。
全国で放送されている「水曜どうでしょう」や「ドラバラ鈴井の巣」などHTBで現在放送中のバラエティ番組のルーツといえる番組である。
[編集] 概要
2006年現在、北海道テレビ放送の人気バラエティとして放送している『水曜どうでしょう』、『ドラバラ鈴井の巣(鈴井の巣)』、『ハナタレナックス』などのスタッフが制作、これらの番組は『モザイクな夜V3』の流れを受けている。 「おっぱい出したら、数字があがる!」と社内をあげたアダルト的な要素、報道番組やドラマなどのパロディーを放送する低俗番組だったが、初期の水曜どうでしょうでも放送されたアーティストインタビューなども放送していた。
当時は東京志向が強まった時期でもあり、視聴者には「ローカル番組は時代遅れ」と映ったことに加え、社会的に低俗的な番組を良しとしない風潮になったために終了するが、HTBには1980年代より「純ちゃんの派~手~ズナイト」「スクリーンHOT情報」など、道内民放はもとより全国でも数少ない深夜放送の歴史があり、一応その歴史を受け継ぐという形で『水曜どうでしょう』が放送を開始した。その後、HTB制作による深夜番組は復権し2006年現在では「水曜どうでしょうClassic」をはじめ、「ハナタレナックス」「おにぎりあたためますか」「夢チカ18」「素晴らしい世界」など週4~5本放送している。
北海道のローカルタレント大泉洋(当時、『大泉元気(元気くん)』で出演)や、のちに水曜どうでしょうやドラバラ鈴井の巣などで放送された雅楽戦隊ホワイトストーンズのデビュー番組でもある。
「メレンゲの気持ち」(日本テレビ)や「メントレG」(フジテレビ)で、道内ではしばしば使われてきた「元気くん」が全国に公開されたほか、ドラバラ鈴井の巣「山田家の人々」では鈴井貴之(当時33歳)の「納豆風呂」・「ラー油風呂」・「マヨネーズ風呂」という非常に強烈な映像が公開されている。
[編集] スタッフ
- スタッフのその後
- 藤村D・嬉野Dは終了後「どうでしょう」へかかわり、レギュラー終了後も番組を担当。
- 杉山D・多田Dは情報番組を担当後、「(ドラバラ)鈴井の巣」を立ち上げた。
杉山Dは現在夕方の情報番組「イチオシ!」へ移動、多田Dは年1回制作される自社制作ドラマの演出や「ドラバラ」、「素晴らしい世界」を担当している。
- 清水Dは退社後コスタリカへ。「どうでしょう」コスタリカロケでは現地の案内人として登場した。
[編集] 外部項目
モザイクな夜 について書かれている北海道テレビのページ
- 水曜どうでしょうは『過去の秘蔵VTR&NG集』企画の一部でモザイクな夜のVTRを放送した。
- ホワイトストーンズはもちろんだが、参考VTRとして元気くんやマヨネーズ風呂に入る鈴井などのVTRを放送した。
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