ホームエンタテイメント議員連盟

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ホームエンタテイメント議員連盟（-ぎいんれんめい）は、2004年 4月15日に民主党の衆議院議員及び参議院議員により結成された議員連盟。エンタメ議連またはHE議連(←Home Entertainment)と略される。entertainmentの読みはエンタテインメントだが6文字目の"ン"が脱落している。(ジャニーズ・エンタテイメントも同様)

[編集] 設立経緯

2004年3月に閣議決定され、国会に提出された著作権法改正案のいわゆるレコード輸入権を巡って音楽ファンの反対運動が発生したことを受けて川内博史・佐藤謙一郎の両衆議院議員が質問主意書を提出し、その答弁が文化庁による趣旨説明と著しく懸け離れていたことから『「著作者等の権利の保護」と著作物の「公正な利用」に留意し、著作者の権利と消費者の利益のバランスのとれた法体系の確立』を目的に掲げる議員連盟を結成する必要があるとの認識で一致し、参議院での審議入りと同日の4月15日に設立総会が行われた。その際、質問主意書を提出した佐藤謙一郎が会長に、川内博史が事務局長にそれぞれ就任している。

参加議員数は最盛期に50名を数えたが、2005年 9月11日の第44回衆議院議員総選挙に際して会長の佐藤謙一郎を始め落選者が相次ぎ、議員数はほぼ半減した。

なお、関連する議員連盟として自民党にはコンテンツ産業振興議員連盟（会長・甘利明）が存在するが、その活動目的は全く異なっている点に注意が必要である。

[編集] 主な活動

レコード輸入権が文化庁の趣旨説明に反して日本国外の権利者によって行使される危険性を法文上は否定出来ないことから見直し規定を盛り込んだ修正案を提出したが、衆議院文部科学委員会で賛成少数により否決された。
レコード輸入権の成立により商業用レコードが再販制度と事実上の「二重保護」状態となったこと及び、日本の音楽CDが欧米先進国と比較しても突出して高額であることを指摘し、少なくとも商業用レコードに関しては再販制度を廃止することを提言している。
日本音楽著作権協会（JASRAC）が各地のジャズ喫茶やライブハウスから強引な著作権料取り立てを行っている問題に対して仲介に当たる。