プロ野球珍プレー・好プレー大賞
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『プロ野球珍プレー・好プレー大賞』(プロやきゅうちんプレー・こうプレーたいしょう)
- フジテレビで年2回(7月・11月頃)放送されているスポーツバラエティ特別番組。
- 日本テレビ系列で年1回放送されている、プロ野球の特番。タイトル名は『勇者のスタジアム・プロ野球好珍プレー』。司会はTOKIOの松岡昌宏と野球解説者の江川卓。日本テレビ系列だが、巨人に限らず全チームを対象とする。
- TBSで不定期放送されているスポーツバラエティ特別番組。タイトルは『プロ野球好珍プレー祭り』。司会は堺正章で、萩本欽一が司会をしていた時期もあった。コンセプトは他局の同テーマ番組と同様だが、清原和博のコーナーをシリーズ化したり、各球団のマスコットキャラクターにスポットを当てることもある。
本項目では、フジテレビの珍プレー好プレー特番について述べる。
もともとは「プロ野球ニュース」の一企画だったものが独立したもの。初放送は『金曜ファミリーワイド』内で1983年11月11日の夜8時2分-夜9時48分で、司会は、当番組のナレーションも行っているみのもんたや『プロ野球ニュース』のキャスターでもある佐々木信也だったが、1987年からは島田紳助と板東英二が務めている。1993年以降は、主に『金曜エンタテイメント』内で放送されている。
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[編集] 番組内容
毎回、プロ野球12球団やメジャーリーグの試合の中から激突、乱闘、抗議、審判受難、珍妙な観客乱入、野球選手の取材など過去一年のペナントレースで起こった「珍プレー・好プレー」を特集する。
この番組が始まったきっかけは当時中日ドラゴンズに所属していた宇野勝(現同球団コーチ)の「ヘディング事件」(おでこ落球)といわれる。
[編集] 出演者
- ナレーション
- みのもんた
[編集] 備考
- 当番組の初代テーマ音楽を担当したのは、たかしまあきひこだった。
- 2004年の年間総集編は当初11月19日21:00-22:52放送予定だったが、島田の女性マネージャー暴行事件による影響で放送が12月3日の同時刻に延期されている。島田に代わる司会として、巨人軍の上原浩治投手が担当した。また、板東も出演を取りやめ、極楽とんぼ(当時)の山本圭一と伊藤利尋アナ、斉藤舞子アナがサブ司会を担当した。
- 2005年度は前半戦スペシャルが廃止となるとともに、番組自体もプライムタイムから撤退し、12月30日の14:05-15:55枠(東海テレビは12月31日9:55-11:45)へ移動となり、タイトルも「芸能人大集合!プロ野球珍プレー好プレー・大宴会スペシャル!」と題して放送されている。島田紳助と斉藤舞子アナが司会を務め、サブ司会を伊藤利尋アナが担当した。
- 2006年の放送予定は未定である
- 1993年に発足した日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)についても、当初は同種の珍プレー番組が製作された。しかし、これを見た川淵三郎チェアマンは、この番組は選手や審判を笑い物にし、権威を損ねると怒り、Jリーグからの映像使用を許可しない事にした。そのため、その後はJリーグについての珍プレー番組が製作されなくなった(サッカー番組内での単発コーナーなどは除く)。
[編集] みのもんたのナレーション
当番組の売り物でもあるみのもんたのナレーションは、初放映時から一貫して務めている他、実は台本を一切貰っておらず、全てアドリブで収録を行っている。しかし、それゆえにみののボキャブラリーの貧困さが露になってしまっている。その中の一部を紹介する。
- 「お~~~~~っ、○○ちゃ~~~ん」(女性アイドルタレントが始球式を行う時)
- 「さぁ~っ、来いよぉ~」(各コーナー開始直後はこれを多用)
- 「一発決めてやろうじゃないの」(選手が打席に立ってる時)
- 「一発ビシッと」(同上。投手がマウンドで投球モーションに入った時や、選手などに暴行を加える時にも使う場合あり)
- 「ホントに全く」(不快感を示している時)
- 「ガッッックリ」(落胆してる時。末尾に「だよね~」をつける時もある)
- 「え~っ?」(同上。冒頭に「ホントに」をつける時もある)
- 「ちょっとぉ~、審判~」(歩きながら審判のもとへ向かう時)
- 「ちょっとちょっとちょちょちょちょ(中略)ちょっと審判(中略)審判審判審判審判~」(駆け足で審判のもとへ向かう時)
- 「穏便に穏便に穏便に(中略)穏便に穏便に穏便に~」(乱闘の当事者をなだめる時。「穏便に」と短絡する時もある)
- 「伸びて伸びて伸びて(中略)伸びて伸びて伸びて~」(ホームラン性の打球が上がった時)
- 「モロに」(ボールが体を直撃した時)
- 「ん~~~~~っ」(同上。股間直撃の時はこちらを多用)
- 「担架で退場」(担架で運ばれた時)
- 「おやぁ?ミスター」(長嶋茂雄登場シーン)
- 「おっ、チョーさん」(同上)
[編集] 審判団にとっての印象
- 番組としては常に高視聴率を上げているものの、審判団(特にセリーグの橘高淳審判部主任)からはあまり快く思われていないのが実情である。その理由として
- 審判が抗議されている場面で、みのもんたの審判のセリフのアフレコと、実際の審判の試合中の言動が全く違っている。
- 誤審を犯した審判が監督に頭が上がらないような表現をしており、事実と全く異なっている。
- 審判を完全に馬鹿にしている
・・・などがあり、放送局に放映自粛を要請したこともあった。