プロタゴラス
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プロタゴラス(Πρωταγόρας, 紀元前500年?-紀元前430年?)は古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
アプデラ生まれといわれる。デモクリトスに学び、ソフィストとして知られた。また、トゥリオイ(アテネの植民地)の法律を作ったという。
「万物の尺度は人間である」という言葉で知られ、相対主義を唱えた人物の一人として有名である。人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つのである。
こうした主張からソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようになった。一方、尺度の基準は人間であるとの立場は、ルネサンスが人間を尺度とする復興であったことを想起するとギリシア哲学・西洋哲学におけるソフィストの存在を軽視してはならないことを示している。
[編集] 参考文献
- ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝(下)』岩波文庫(岩波書店) ISBN 4003366336
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