ヒバゴン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒバゴンは、日本に生息すると言われている類人猿型の未確認動物のひとつ。1970年代に広島県比婆郡西城町油木・比婆郡比和町・庄原市(現在は全域が庄原市)の中国山地にある比婆山連峰において目撃された。
ヒバゴンの名称は比婆山(ひばやま)からきている。
目次 |
[編集] 特徴
- 類人猿型であり,二足歩行が可能である。
- 体中が黒もしくは濃い茶色の毛で覆われている。
- 顔は逆三角形と報告されている。
- 目はギョロ目で大きくつりあがっている。
- 背丈は1.5m程度と小柄な大人くらい。ずんぐりむっくりしている。
- 体格から推定される体重は85kg程度。
- 足のサイズは27cm程度
- 目撃された個体は単一らしく、片足を引きずっていた。
[編集] 目撃
- 1970年7月20日:最初の目撃。
- 1974年8月18日:写真撮影に成功したとされる。この後、同年10月11日の目撃を最後にヒバゴンの消息が途絶える。
[編集] 影響
1971年4月に地元の自治体(広島県比婆郡西城町役場)に類人猿係が創設された。その後、1975年3月に類人猿係は廃止されている。同時に自治体による「ヒバゴン騒動終息宣言」が出された。
広島東洋カープで『炎のストッパー』と呼ばれた津田恒実は、高校時代から怪物投手と騒がれ『ツネゴン』と呼ばれた。
重松清の小説「いとしのヒナゴン」およびそれを映画化した「ヒナゴン」のモデルとなった。
[編集] 注意点
全てのUMAに言えることであるが、何かの見間違いである可能性がつきまとっている。ヒバゴンの場合、ツキノワグマかニホンザルである可能性が高い。