バスケットボール世界選手権
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バスケットボール世界選手権(バスケットボールせかいせんしゅけん、Basketball World Championship)は、4年に一度、夏季オリンピックの中間年に開催されるFIBA(国際バスケットボール連盟)主催の公式戦の一つ。サッカーのワールドカップと同じように開催国を毎回変えて実施される大会である。なお、優勝国にはジェームズ・ネイスミス・トロフィーが贈られる。尚、「世界バスケ」「世バス」は日本開催で呼ばれた俗称。
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[編集] 競技方式
[編集] 出場枠
出場国の数は何度も変更が行われているが、現在世界選手権に出場できるのは全部で24ヶ国であり、オリンピック(12カ国)を規模で上回る。開催国と前回オリンピック優勝国が出場できるほか、各大陸における予選を勝ち抜いた上位チームが出場することができる。出場できるチームの数の各大陸の内訳はFIBAランキングを元に決定される。2006年大会は、FIFA加盟国(204ヶ国)を上回る212ヶ国が本大会及び予選に参加した。
[編集] 試合方式
24チームが1次リーグで4組に分かれ、各組4位までの16チームが決勝トーナメントに進む(2006年大会)。
[編集] 歴代開催国・優勝国
開催年 | 開催国 | 決勝 | 3位決定戦 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | スコア | 準優勝 | 3位 | スコア | 4位 | ||||
1950年 | アルゼンチン |
アルゼンチン |
アメリカ |
チリ |
ブラジル |
||||
1954年 | ブラジル |
アメリカ |
ブラジル |
フィリピン |
フランス |
||||
1959年 | チリ |
ブラジル |
アメリカ |
チリ |
中華民国 |
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1963年 | ブラジル |
ブラジル |
ユーゴスラビア |
ソ連 |
アメリカ |
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1967年 | ウルグアイ |
ソ連 |
ユーゴスラビア |
ブラジル |
アメリカ |
||||
1970年 | ユーゴスラビア |
ユーゴスラビア |
ブラジル |
ソ連 |
イタリア |
||||
1974年 | プエルトリコ |
ソ連 |
ユーゴスラビア |
アメリカ |
キューバ |
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1978年 | フィリピン |
ユーゴスラビア |
82-81 | ソ連 |
ブラジル |
86-85 | イタリア |
||
1982年 | コロンビア |
ソ連 |
96-95 | アメリカ |
ユーゴスラビア |
119-117 | スペイン |
||
1986年 | スペイン |
アメリカ |
87-85 | ソ連 |
ユーゴスラビア |
117-91 | ブラジル |
||
1990年 | アルゼンチン |
ユーゴスラビア |
92-75 | ソ連 |
アメリカ |
107-105 | プエルトリコ |
||
1994年 | カナダ |
アメリカ |
137-91 | ロシア |
クロアチア |
78-60 | ギリシャ |
||
1998年 | ギリシャ |
ユーゴスラビア |
64-62 | ロシア |
アメリカ |
84-61 | ギリシャ |
||
2002年 | アメリカ |
ユーゴスラビア |
84-77(延長戦) | アルゼンチン |
ドイツ |
117-94 | ニュージーランド |
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2006年 | 日本 |
スペイン |
70-47 | ギリシャ |
アメリカ |
96-81 | アルゼンチン |
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2010年 | トルコ |
[編集] 日本における放送体制
- 日本が出場した1998年大会はWOWOWで中継が行われた。
- また2006年日本大会は地上波にはTBSテレビ局からJNN系列独占放送で日本戦を、またCS衛星放送・スカイパーフェクTV!(パーフェクト・チョイスでの無料放送)では全試合を放映した。
[編集] 関連項目
- バスケットボール・ヤングメン世界選手権
- 女子バスケットボール世界選手権
- ネットボール世界選手権
- FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会(バスケットボール世界選手権のアジア予選を兼ねる)
[編集] 外部リンク
バスケットボール世界選手権 |
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1950 アルゼンチン | 1954 ブラジル | 1959 チリ | 1963 ブラジル | 1967 ウルグアイ | 1970 ユーゴスラビア | 1974 プエルトリコ | 1978 フィリピン | 1982 コロンビア | 1986 スペイン | 1990 アルゼンチン | 1994 カナダ | 1998 ギリシャ | 2002 アメリカ | 2006 日本 | 2010 トルコ | 2014 | 2018 |