ネットワーク・オブ・レスリング
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ネットワーク・オブ・レスリング(略称『NOW』)は、かつて実在したプロレス団体である。
[編集] 概要
1990年に結成されたSWSにおいて、大相撲形式の部屋別制による選手編成の問題で意見の食い違いがあり、解散したことを受けて1992年に同団体の「道場・檄」(ケンドー・ナガサキなど)と「パライストラ」(高野兄弟(ジョージ高野&高野俊二(拳磁))など)に所属していた選手を中心に結成する。
旗揚げは1992年10月26日・後楽園ホールにて行われる。しかし、旗揚げ間もなく高野兄弟が離脱し(後にPWCを結成)苦境に立たされる。その後、維新力をエースに、上田馬之助との抗争(出刃包丁マッチなど)をメインに立てるものの、順調な経営とは行かず(当時の維新力に思ったほどのネームバリューがなかったことと、一時期FMWとの提携を計画していたが、上田の反対で実現しなかった事が大きい)、やがて活動を停止する。
その後、現・大日本プロレス統括部長の登坂栄児をはじめとする一部のスタッフや選手達でNEW NOWとして再出発を図るが長続きせず、登坂、ナガサキら、残された選手の多くは大日本プロレスに移籍する。
同じくSWSから分かれたWARに、天龍源一郎と云う一枚看板のレスラーがいた事に比べ、本来ならメインを張るべき高野兄弟が離脱した後、看板となるレスラーがいなかった事が崩壊を早めた原因であると思われる。
[編集] その他
旗揚げから、最初の活動停止までの間、リングアナウンサーをタレントのプリティ長嶋が行っていた。