ニューヨーク徴兵暴動
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ニューヨーク徴兵暴動( - ちょうへいぼうどう、New York Draft Riots)は、1863年7月13日にアメリカ合衆国ニューヨーク市で発生したアイルランド系市民の暴動。イングランド系アメリカ人によるアイルランド系の新移民差別が背景にあり、イギリス系の富豪や新聞社が襲撃されたほか、この年1月にリンカーン大統領によって奴隷解放を宣言された黒人が、リンチで多数殺害された。当時は南北戦争の最中であり、即座に出動したアメリカ軍が暴徒に攻撃を加えて鎮圧したが、数千人に及ぶ逮捕者と相当数の死者が発生した。
2002年の米国映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』は事件当時を舞台としている。