ドン・フジイ
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ドン・フジイ | |
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プロフィール | |
リングネーム | ドン・フジイ ビッグ・フジ スモー”ダンディ”フジ2000 スモー”ダンディ”フジ スモー・フジ 藤井達樹 カラオケマシーン1号 |
本名 | 藤井達樹 |
身長 | 175cm |
体重 | 105kg |
誕生日 | 1970年7月6日 |
出身地 | 大阪府箕面市 |
所属 | DRAGON GATE |
スポーツ歴 | 大相撲 |
トレーナー | アニマル浜口 ウルティモ・ドラゴン |
デビュー | 1997年 |
ドン・フジイ(1970年7月6日 - )は日本の元力士、現プロレスラー。本名:藤井達樹(ふじい たつき)。DRAGON GATE所属。大阪府箕面市出身。身長175cm、体重105kg。二枚目レスラーが多い同団体において「おっさん」臭いキャラクターで人気を集める。通称フジイさん。リングネームはドン・フジイだが中点を省いてドンフジイと記載されることも多い。
目次 |
[編集] 経歴
中学卒業後北の湖部屋に入門、10年間所属。最高位は三段目だった。本人の言によると「10年やってダメなら辞めようと思っていた」そうだ。入門した同期に幕内・北桜がいる。
力士廃業後天龍源一郎率いるWARでアルバイトとして営業業務を勤める(このときの経験は、現在チケットの営業として生かされている)が、闘龍門の募集を知り応募、合格しメキシコに渡る。現地で大島伸彦(現:CIMA)・諏訪高広(現:SUWA)とルード(悪役)集団C-MAXを結成(のちに多留嘉一(現:TARU)が合流)。1997年5月11日デビュー。当時のリングネームは「スモー・フジ」。1999年に凱旋帰国を果たす。
喧嘩ファイトから、他人の物を盗む・演歌キャラを演じる(あまり歌はうまくない)などコミカル路線まで幅広くこなせる。C-MAX時代は抗争の口火を切る役目を果たしていた。 ちなみに過去に盗んだものは、斉藤了から「自転車」、堀口元気から「サーフボード」(未遂)、ミラノコレクションA.Tから「透明犬ミケーレ」、吉野正人から「ヴェネツィア」、BATAやんから「黄金のマイク」、セカンド土井から「バット」を盗んでいる。自転車を盗み和解した後は"自転車兄弟"というユニット結成、ヴェベツィアを盗んだ(誘拐)時は"大きなゴリラの着ぐるみ"を着て気を引こうとし、マイクを盗み和解した後は"カラオケマシーン1号"となり、バットを盗み和解した後は土井と谷崎と"アイパーズ"を結成している。
周りには二枚目でスラッとした体型の選手が大半を占める中、「羨ましくないですか?」との新聞社の質問に「俺の目標はマイティ井上さんのようなあんこ型で強いレスラー」と返していることから、このキャラは当分続きそうである。
また年が変わる毎にリングネームを変えていた。「スモー・フジ」「スモー・ダンディ・フジ」「スモー・ダンディ・フジ2000」「ビッグ・フジ」そして「ドン・フジイ」。ドン荒川をモチーフにした。ドン・フジイに改名した当時、周囲にPRIDEで暴れていた「狂乱の格闘王」ドン・フライに間違われたという。実際CIMAもドン・フライが元ネタだと思っていたため、改名を宣言した時にフジイが公表した掛け軸には「ドンフジイ」と書かれていたが、「藤井さん、点はいらないんですか?」とツッコんだため結局ドン・フジイになった。その後に改名はなく、2006年現在ドン・フジイのままである。
2006年8月、WARのベルトであったIJタッグ選手権の王者決定リーグに神田裕之とのタッグで参加するが1回戦で敗れる。しかしマグナムTOKYOの負傷により急遽望月成晃のパートナーに指名され、見事王者となる。この時ベルトを天龍から腰に巻いてもらい感極まった表情をしていたのが印象的である。
さらに2006年11月23日に団体最高峰のベルトであるOPEN THE DREAM GATEに挑戦し、見事第6代王者となるなど2006年は大躍進の年であるといえる。
[編集] リングネーム
藤井が用いたことがあるリングネーム、四股名
- 藤井達樹(本名)
- スモー・フジ
- スモー・ダンディ・フジ
- スモー・ダンディ・フジ2000
- ビッグ・フジ
- ドンフジイ(現在も使用中)
- カラオケマシーン1号
- エル・キングコング
- YOSSINOのペットでゴリラのヴェネチアを盗むために自らゴリラに変身した。
- ターボやん
- モデルはDRAGON GATEに参戦するAAAのザ・ターボマン。
[編集] 被害者
これまで藤井が盗んだものとその被害者。大抵いじられている。
- 斎藤了の自転車。のちに「自転車兄弟」を結成した。
- 堀口元気のサーフボード(未遂)、C-MAXコールドスプレー攻撃。
- ミラノ・コレクションA.Tのミケーレ(透明犬)。照井に返したとき、透明であるはずなのに餌を与えすぎて太り、普通の犬になっていた。
- YOSSHINO(現・吉野正人)のヴェネツィア(ゴリラ)。ヴェネツィアはdragon door大会に顔を出していた。
- BATAやん(現dragon door代表・川畑憲昭)のゴールデンマイク。「変身」して堂々と山本譲二の前で調子外れの「みちのくひとり旅」を披露し怒られた。その後、カラオケ・マシーンズを結成。
- セカンド土井(現・土井成樹)のバット。その上でバット・コントラ・アイパーというフジイにとっては何もデメリットのない試合に負け、アイロンパーマにされた。その後谷嵜なおきを加え、アイパーズを結成。
しかし藤井に盗まれたり、いじられた選手は出世するというジンクスがある。
[編集] 得意技
「80kgある人間を簡単に持ち上げることができる」(本人インタビュー)という持ち前の怪力を活かした技。
- ナイス・ジャーマン
- ジャーマン・スープレックスだが、CIMAから姿勢がよかったので「ナイス!」と言われ、この名前にした。
- ノド輪落とし
- 様々なパワーレスラーが使っている技。相手のノドを抱えて持ち上げ、マットに叩きつける。
- ノド輪式エルボードロップ
- 相手をノド輪の体勢に捕らえて抱え上げ、自分の肘を相手の体に押し付けながら落とす、ノド輪落としとエルボードロップの複合技。
他に、6人タッグ戦では相手の張り手を胸板で受け止めつつ返し、次第に相手の人数が増え(何故か味方のCIMAらまで参加する事も)、全員分を受け切って四股を踏み、その後耐え切れずにリング外に逃走するお約束ムーヴがある。
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